はじめに
単語帳と文法問題集を仕上げたのに長文が読めない——この相談は毎年後を絶ちません。原因はほぼ一つで、英文解釈(1文を正確に構造把握する訓練)の工程を飛ばしているからです。
解釈で身につけること
- SVOCを振り、文の骨格と修飾を見分ける
- 不定詞・分詞・関係詞などの「カタマリ」を瞬時に認識する
- 倒置・省略・挿入などの変形パターンに気づく
この訓練を挟むと、長文は「知らない単語がある文章」から「構造の分かる文章の連続」に変わります。肘井の読解のための英文法、入門70・基礎100などの技術シリーズ、入門英文問題精講あたりが定番の入口です。
どこまでやるか
マーク式の私大中心なら標準レベル(肘井必修編・基礎100)まで。和訳が出る国公立は上級(ポレポレ・熟考下・難関大編)まで。京大・阪大など和訳最重視の大学は透視図・解釈教室クラスまで視野に入ります。志望校に和訳が出るかどうかが投資量の判断基準です。
解釈の復習は「訳を暗記する」のではなく、初見のつもりで構造をとり直し、口頭で訳せるかを確認してください。構造が言えれば訳は自然についてきます。