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理科は後回しにされる科目だからこそ、いちばん差がつきます

進め方の基本 の記事

公開 2026-09-10 ルート大全 編集部

高2冬から高3春にかけての理科の進み具合が、そのまま合否に直結します

はじめに

受験勉強の時間は、まず英語と数学に吸い込まれます。理科は「学校の授業があるから」「暗記だからあとで間に合う」と後回しにされ、気づけば高3の夏の模試で理科だけ偏差値が10低い、という状況が毎年大量に生まれます。裏を返せば、ここは正しく手を打った人がそのまま抜き去れる場所です。

学校の進度は入試に間に合わない

多くの高校で、理科の最終単元が終わるのは高3の11月から12月です。具体的には、物理の原子、化学の高分子化合物(天然・合成)、生物の生態系・進化と系統あたりが最後に残ります。

問題は、これらが入試で普通に出るということです。化学の高分子は多くの大学で大問1つ分を占めますし、共通テストの物理でも原子分野は出題されます。過去問演習を始めるべき10月の時点で未習範囲が残っていると、演習の質そのものが落ちます。学校を待っていては間に合わない、というのが出発点です。

逆算するとこうなります

  • 高2の冬…物理は力学、化学は理論のmol計算・酸塩基・酸化還元まで。生物は代謝と遺伝情報まで。
  • 高3の4〜6月…全範囲の基礎を一周。物理は電磁気、化学は無機に着手。
  • 高3の夏…標準レベルの問題集を1冊仕上げる。ここが最大の山場です。
  • 高3の9〜11月…過去問と苦手分野の潰し込み。
  • 高3の12月以降…共通テスト対策。直前は無機・高分子・原子など暗記寄りの分野が最も伸びます。

先取りは思ったより簡単です

理科は分野の独立性が高い科目です。化学の無機と有機は理論のmol計算さえ済んでいればいつ始めても構いませんし、物理の波動や熱は力学の後ならどこからでも入れます。講義系の参考書を1冊と教科書があれば、1単元は数日で通せます。

先取りの本当の効果は、学校の授業が「初見の講義」から「2回目の復習」に変わることです。同じ50分の授業から得られるものが倍になります。

理科は最後に伸びる科目です。ただしそれは、伸ばすための時間を残しておいた人にだけ起こります。

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