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共通テスト理科は、知識量ではなく処理速度で差がつきます

進め方の基本 の記事

公開 2026-09-10 ルート大全 編集部

基礎と発展の違い、時間配分、マーク式特有の失点をつぶす

はじめに

共通テストの理科で20点落とした人の内訳を分析すると、「知らなかったから落とした」失点は数点しかありません。残りは、急いだせいのミスと、時間切れです。対策の重心は、知識の追加ではなく処理の設計に置くべきです。

まず科目構成を正確に把握する

  • 理科基礎…「物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎」が1つの試験。4科目から2科目を選択解答し、試験時間は2科目あわせて60分、配点は各50点の計100点です。
  • 発展科目…「物理」「化学」「生物」「地学」。1科目60分・100点で、2科目選択する場合の試験時間は130分(解答時間120分、間に答案回収等の時間が入ります)。

2科目受験では第1解答科目・第2解答科目という区別があり、大学によっては「第1解答科目の成績を使う」と指定されることがあります。当日の解答順が合否に関わるので、出願前に必ず確認してください。

時間配分と、マーク式特有の失点

発展科目は60分。化学なら大問5題として1題12分、見直しに5分残すなら実質55分で解き切る計算です。1問に3分以上かけた時点で全体が崩れるので、飛ばす判断を練習しておきます。

そして、マーク式でこそ起きる失点があります。

  • 有効数字の桁指定や10のべき乗の選択欄をずらす
  • グラフの軸の単位(対数軸、10⁻³ など)を読み違える
  • 「すべて選べ」「誤っているものを選べ」を読み飛ばす
  • 解答欄の形式(整数値か小数第1位か)に合わせ損ねる

計算そのものより、この形式ミスのほうが多いのが実情です。演習では丸付けのときに、間違いを「知識不足」「計算ミス」「形式ミス」に分類してください。3つ目が多いなら、対策は暗記ではなく読み方の矯正です。

また共通テストは実験考察型や会話文形式の出題が多く、リード文が長くなります。先に設問に目を通してから本文に戻ると、読む量が半分になります。

直前期の実戦問題集の使い方

いわゆる黒本(河合塾)は過去問と模試の再録が中心で分量があり、標準的な難易度です。青本(駿台)は解説が詳しく、やや難しめ。緑本(Z会)は予想問題として新傾向を試すのに向きます。

順序としては、まず本試験の過去問(センター試験のものも十分使えます)。そのうえで1冊を追加すれば十分です。3冊すべてに手を出すと、どれも中途半端に終わります。解くときは必ず時間を計り、本番と同じ順序で通してください。

共通テストの理科で落とす20点のうち、知らなかったせいの失点は数点です。残りは、急いだせいの失点です。

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