はじめに
東進の一問一答や山川の一問一答は、社会でもっとも売れている教材であり、同時にもっとも誤用されている教材でもあります。単体で使うと点が繋がらず、通史と併走させると異常な効率を発揮するという、使い方依存の道具です。
正しい使い方
- 講義で進んだ範囲だけを、その日のうちに回す — 「今日は鎌倉幕府の成立まで進んだから、その章の一問一答を回す」。これで理解と記憶が同時に定着します
- 星(頻出度)で絞る — 東進の完全版は難関私大用の難語まで入っています。共通テスト・日東駒専志望が星1まで手を出すのは時間の浪費です。志望校レベルに応じて範囲を切ること
- 逆引きもする — 答え側(用語)を見て説明を言えるかを試す。入試は用語を答えさせるだけでなく、用語の内容を問うてくるからです
やってはいけない使い方
通史をやらずに一問一答から始める、全範囲を最初から星1まで覚えようとする、赤シートで隠して「見たことがある」だけで先に進む。この3つは典型的な失敗パターンです。
一問一答は「覚えるための本」ではなく「覚えたかを確認する本」です。インプットは講義と教科書、確認が一問一答、と役割を分けて考えてください。