はじめに
『詳説日本史図録』『世界史図録タペストリー』『新詳地理資料COMPLETE』といった図説・資料集は、多くの受験生が学校で配られながら机の奥で眠らせています。しかし入試には、図版・地図・統計を見ていないと物理的に答えられない問題が必ず出ます。
図説が必要になる場面
- 文化史の写真問題 — 仏像・絵画・建築の写真を見て名称や時代を答える。日本史・世界史の私大では定番で、教科書の小さな図版だけでは足りません
- 歴史地図 — 領土の変遷、遠征のルート、条約による国境線。世界史はとくに地図問題の比重が高い
- 統計・グラフ — 地理はもちろん、共通テストの歴史でもグラフ読解が増えています
- 共通テストの資料問題 — 新課程の共通テストは初見資料の読み取りが中心です。日頃から資料に触れているかどうかが処理速度の差になります
使い方
通読するものではありません。講義や問題演習で出てきた語を、その都度図説で引くのが正しい使い方です。「桓武天皇」が出てきたら平安京の地図を見る、「産業革命」が出てきたら年表と分布図を見る。この習慣が半年続くと、資料問題が別物に見えるようになります。