はじめに
社会は、大学ごとの出題形式の差が非常に大きい科目です。東大の大論述、一橋の400字×3、京大の300字級、早稲田の教科書外の難語、慶應の史料と論述、MARCHの正誤判定、共通テストの資料読解。同じ科目名でも、要求される力がまったく違います。
過去問の2つの役割
ひとつは仕上げの演習、もうひとつは設計図の入手です。後者は早ければ早いほど価値があります。
- 大問構成・時代/地域の配分が分かる(近現代中心か、前近代も出るか)
- 論述の字数と指定語句の有無から、必要な答案作成力の水準が分かる
- 史料・図版・統計の比重が分かる
- 正誤判定のレベル(教科書内か、教科書外か)が分かる
推奨するタイミング
高3の春〜夏に1年分だけ時間を計って解いてみてください。目的は点を取ることではなく、ゴールの形を知ることです。そのうえで通史と標準演習が終わった段階(秋以降)から本格的に年度を重ねます。25カ年シリーズがある東大・一橋・京大志望者は、分野別・テーマ別に解けるので早めの着手も有効です。
私大は学部ごとに形式が大きく異なります。志望学部の赤本を最低3年分、併願学部も1年分ずつは確認してください。