Versus

山川 vs 東進 — 一問一答はどちらを持つか

徹底比較 の記事

公開 2026-09-09 ルート大全 編集部

日本史の一問一答で並ぶのが山川一問一答と東進一問一答完全版です。収録語数が多いほうを選べばよい、という話ではありません。必要な語のレベルは志望校で決まります。

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難易度
4 / 10
到達目安
45〜62
分量
約270頁
想定時間
20〜30h
  • 教科書の記述と対応している
  • 難語がなく到達点が明確
  • 薄めで何周も回しやすい
  • 早慶の難問レベルは扱わない
  • 設問形式が単調で飽きやすい
難易度
7 / 10
到達目安
55〜75
分量
約440頁/約9500問
想定時間
40〜60h
  • 4段階の表示で志望別に範囲を絞れる
  • 早慶水準の細かい用語まで収める
  • 章立てを講義本と対応させやすい
  • これだけでは流れ・因果が身につかない
  • 下位の段階まで追うと効率が落ちる

難易度と想定学習時間に差があります。東進の完全版は、私大上位で問われる細かい語まで含むぶん時間がかかります。

収録語のレベルが違う

山川一問一答は、教科書に載っている語を中心に構成されています。教科書と対応が取れているので、通史の学習と並行しやすい作りです。共通テストと国公立の二次であれば、この範囲で足ります。

東進一問一答完全版は、出題頻度に応じて語にしるしが付いており、上位私大で問われる細かい語まで収録しています。必要な範囲だけを選んで使える一方、しるしを無視して全部覚えようとすると時間が足りなくなります。

基本版も用意されているので、完全版が重いと感じるならそちらに落とせます。

志望校から決める

  • 共通テストが中心 → 山川、または東進の共通テスト版。細かい語まで入れる必要はありません。
  • 国公立の二次で論述がある → 山川。語の暗記より、流れと因果を書く練習に時間を配分します。
  • 私大上位で用語が細かく問われる → 東進の完全版。ただししるしの範囲を決めてから使います。

一問一答は通史のあとに置く道具です。先に一問一答から入ると、語を単体で覚えることになり、出題の文脈に対応できません。通史・用語・演習の 3 層の組み方は日本史はどう組むかにまとめました。

一問一答に時間をかけすぎない

一問一答は答え合わせが速いので、進んでいる感覚が得られます。そのため時間を吸い込みやすい道具です。

目安として、一問一答に使う時間が社会の学習時間の半分を超えたら配分を疑ってください。入試で問われるのは、語の再生ではなく、資料の読み取りと出来事のつながりです。

入れる作業と使う作業を分けない

一問一答で覚えた語は、問題集で使って初めて得点になります。用語を入れる作業と、出題形式で解く作業を、同じ週のなかに両方入れてください。

社会の並びを確認する

通史・用語・演習・過去問の配分は志望校で変わります。志望校と現在地を選ぶと、いまどこに時間を使うべきかが分かります。