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参考書は「冊数」ではなく「完成度」で決まる

進め方の基本 の記事

公開 2026-09-10 ルート大全 編集部

1冊を仕上げる基準を、言葉で定義できていますか

はじめに

受験生の相談で最も多い失敗が、何冊もの参考書を薄く広く触って、どれも完成していないという状態です。青チャートを1周し、1対1を1周し、プラチカにも手を出した。冊数だけ見れば十分に見えるのに、模試の偏差値が動かない。これは珍しいことではなく、むしろ典型的な行き詰まり方です。

「終わった」の定義を厳しくする

1冊が終わったと言えるのは、その本の問題を解き直したときではありません。初見の類題を、解法の方針を自分の言葉で説明しながら解ける状態です。答えを覚えているかどうかではなく、なぜその一手を選ぶのかを言えるかどうかで判定してください。

  • 例題を見た瞬間に、方針が3秒以内に浮かぶか
  • 解答を隠した状態で、手が止まらずに最後まで書き切れるか
  • 「なぜその式変形をしたのか」を後輩に説明できるか

この3つを満たしていない例題が1割でも残っているなら、その本はまだ終わっていません。次の1冊に進むより、その1割を潰す方が確実に点が上がります。

目安として、網羅系参考書は最低3周、精選系の演習書は2周が必要です。ただし周回数は結果であって目的ではありません。上の3条件を満たしたときが「終わり」です。

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