はじめに
過去問に手を出すのが遅すぎる受験生が非常に多いです。「まだ実力がないから」と後回しにして、11月や12月にようやく開くケースをよく見ます。これは順序が逆です。
過去問の役割は2つある
ひとつは仕上げの演習、もうひとつは設計図の入手です。後者は早ければ早いほど価値があります。
- 試験時間と大問数から、1問あたりに使える時間が分かる
- 頻出分野が分かるので、限られた時間を配分できる
- 記述量・誘導の有無から、必要な答案作成力の水準が分かる
- 合格最低点から、何問取れば受かるのかが分かる
特に最後の点が重要です。多くの難関大学は6〜7割で合格します。全問完答する必要はないと知っているかどうかで、本番の戦い方も、それまでの学習方針も変わります。
推奨するタイミング
高3の春〜夏に1年分だけ時間を計って解いてみてください。ボロボロで構いません。目的は点を取ることではなく、ゴールの形を知ることです。そのうえで標準演習が終わった段階から本格的に年度を重ねていきます。
過去問を解いて足りない分野が見えたら、分野別参考書で補強し、また過去問に戻る。この往復が最後の2〜3か月で最も効率よく点を伸ばします。