はじめに
理系入試の数学では、数III・Cの比重が非常に高くなります。大学によっては大問の半分以上が数III範囲ということも珍しくありません。にもかかわらず、学校のカリキュラム上、数IIIを習い終わるのが高3の秋という受験生が多いのが実情です。
先取りの価値が最も高い範囲
数IIIは他のどの範囲よりも先取りの効果が大きい分野です。理由は3つあります。
- 演習量がそのまま得点に直結する(典型パターンの比率が高い)
- 計算処理の比重が大きく、慣れによる伸びしろが大きい
- 過去問演習の期間を長く取れるかどうかが、そのまま合否に効く
優先順位
数III・Cの中でも重要度には差があります。微分法・積分法が最優先で、次に複素数平面、極限、式と曲線と続きます。時間が足りないなら微積分に集中するのが合理的です。
また数III・Cは、数II(微積分の基礎)、数B(数列・極限の前提)、三角関数・指数対数の理解がそのまま土台になります。数IIIでつまずいている場合、原因が数II範囲にあることも少なくありません。