はじめに
2022年度入学生から実施された新課程により、2025年入試以降の高校数学は構成が変わりました。参考書を選ぶ際は、新課程に対応した版かどうかを必ず確認してください。
主な変更点
- 数学Cが新設 — ベクトル(旧・数B)、平面上の曲線と複素数平面(旧・数III)が数Cに移りました。文系でもベクトルは数Cとして扱われます
- 数学Bの構成変更 — 数列と統計的な推測が中心になりました
- 統計分野の比重増 — 「データの分析」に外れ値・仮説検定の考え方などが加わり、共通テストでも扱われます
- 整数の性質の扱い — 旧・数Aの「整数の性質」という単元自体は再編されましたが、整数問題は難関大で引き続き出題されています
参考書の見分け方
表紙や書名に「数学I・A」「数学II・B・C」「数学III・C」という表記があれば新課程版です。「数学II・B」「数学III」という旧表記のものは旧課程版の可能性が高くなります。
ただし、やさしい理系数学やハイレベル理系数学のように、新課程改訂が出ていないまま定番として使われ続けている本もあります。こうした本は、扱う内容自体が課程変更の影響を受けにくいため実用上の問題は小さいですが、ベクトル・複素数平面の位置づけだけは自分で読み替える必要があります。