Versus

重要問題集 vs 新演習 — 化学の演習書はどこで分かれるか

徹底比較 の記事

公開 2026-09-09 ルート大全 編集部

化学の演習書で並べて語られるのが化学重要問題集と化学の新演習です。難易度の差は明確にありますが、選択を分けるのは難易度ではなく、通し切れる時間があるかどうかです。

2冊を並べる

難易度
6 / 10
到達目安
55〜68
分量
A問題+B問題 約280題
想定時間
60〜90h
  • 入試標準を単元別に網羅できる
  • A・B問題で到達点を調整できる
  • 解説が簡潔で独学では詰まりやすい
  • 分量が多く仕上げに時間がかかる
難易度
8 / 10
到達目安
62〜75
分量
約330題
想定時間
80〜120h
  • 難関大帯の題数と網羅性が高い
  • 新研究と参照ページでつながる
  • 星印で解く問題を絞れる
  • 分量が多く全問完走は重い
  • 基礎が不十分だと消化できない

想定学習時間の差がそのまま判断材料になります。新演習は 1 冊で 3 桁時間に届く分量です。

重要問題集 — 標準を漏れなく

化学重要問題集は A 問題と B 問題に分かれ、A だけを通す運用ができるのが実務上の利点です。時間が無ければ A のみ、余裕があれば B まで、と分量を調整できます。

扱う範囲は入試標準までで、国公立の二次と多くの私大はこの帯で足ります。上位帯を目指す場合でも、まずここを完成させるのが先という位置づけになります。

新演習 — 上位帯の問題量を確保する

化学の新演習は問題数が多く、難易度も上です。最難関の理系学部で化学を得点源にする場合に、必要な問題量をここで確保します。

ただし分量が大きいので、高 3 の秋から入るのは現実的ではありません。入れるなら、重要問題集を終えた時点で時間が残っていることが条件になります。

同じ帯の代替としては次の本があります。分量を抑えたい場合はこちらを検討します。

判断の順番

  • 基礎問題精講や傍用問題集が終わっていない → 演習書の前にそこを終えます。
  • 重要問題集の A が終わっていない → 新演習は検討しません。まず A を完成させます。
  • 重要問題集を通し終え、時間が 3 か月以上残っている → 新演習か標準問題精講に進みます。
  • 残り時間が短い → 演習書を増やさず、過去問に移ります。
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参考書難易度到達目安問題数想定時間
化学 基礎問題精講5 / 1050〜62必修問題+演習問題 約200題40〜60h
化学重要問題集6 / 1055〜68A問題+B問題 約280題60〜90h
化学の新演習8 / 1062〜75約330題80〜120h

化学は理論・無機・有機で戦略が変わります。分野ごとの扱いは化学はどう組むかにまとめました。

2冊とも通す必要はあるか

原則としてありません。扱う問題が重なるうえ、合計の想定時間が他科目を圧迫します。

例外は、重要問題集を高 2 のうちに終えていて、高 3 で 1 年かけて上位帯を作る場合です。この条件を満たさないなら、2 冊目は過去問に置き換えたほうが得点につながります。

化学の演習をどこまで積むか

必要な演習量は志望校で変わります。志望校と現在地を選ぶと、演習書のあとに何が残っているかまで並びで出ます。