Versus

ターゲット1900 vs シス単 vs LEAP — 覚え方の設計が違う3冊

徹底比較 の記事

公開 2026-09-09 ルート大全 編集部

受験で主力になる英単語帳は、ターゲット1900・システム英単語・必携英単語LEAPの 3 冊に集約されます。どれを選んでも到達する語彙水準は近く、差が出るのは覚え方の設計です。この記事ではそこだけを比べます。

3冊を並べる

難易度
6 / 10
到達目安
55〜70
分量
1900語(でる順)
想定時間
毎日30分×4〜6か月
  • でる順×一語一義で周回が速い
  • 共テ〜難関大まで1冊で届く
  • アプリ・音声・準拠問題集がそろう
  • 多義語・派生語はやや弱い
  • 文脈で覚えたい人には向かない
難易度
6 / 10
到達目安
55〜70
分量
見出し約2000語+多義語
想定時間
毎日30分×4〜6か月
  • ミニマルフレーズで実戦で使える形になる
  • 多義語の章が厚く実戦で効く
  • 入試データに基づく頻出順
  • フレーズ暗記の負荷はある
  • 最難関の語彙はパス単準1級などで補う
難易度
6 / 10
到達目安
52〜68
分量
2300語(4パート+α)
想定時間
毎日30分×5〜6か月
  • 発信語彙と受信語彙の区別が明確
  • 語源・イメージの解説が丁寧
  • 英作文にそのまま活きる
  • 語数が多く完走に時間がかかる
  • でる順ではなく配列が合わない人もいる

到達目安はほぼ同じ帯です。掲載語数の多い順に強い、という関係ではありません。

覚え方の設計を分ける

ターゲット1900 — 1語1義から入る

ターゲット1900は、1 語につき代表的な意味を 1 つ置く形が基本です。覚える単位が小さいので、進捗が測りやすいという利点があります。1 日 100 語といった区切り方がしやすく、周回の設計が立てやすい構成です。

一方で、単語を単体で覚えるため、文章のなかでの使われ方は別に補う必要があります。長文演習と並行するのが前提になります。

システム英単語 — ミニマルフレーズで覚える

システム英単語は、単語を短いフレーズの形で示します。その語がよく一緒に使われる形ごと覚える設計で、読解で出会ったときの反応が速くなります。

逆に、フレーズごと覚えるぶん 1 語あたりの情報量が増えます。「単語だけ速く回したい」という使い方には向きません。

LEAP — 使い方の情報を多く載せる

必携英単語LEAPは、語法や使い分けの情報を厚めに載せています。英作文で使う語を選ぶときに参照できるのが特徴で、単語帳と語法集の中間に位置します。

そのぶん 1 ページの情報量が多く、通読の負担は 3 冊のなかで高めです。

選び分けの基準

  • とにかく語数を早く確保したい → ターゲット1900。区切りが明確で、周回の計画が立てやすい構成です。
  • 長文で単語が出てきても反応できない → システム英単語。フレーズごと入れる設計が効きます。
  • 英作文でも使う語を増やしたい → 必携英単語LEAP。語法の情報が最も多い 1 冊です。
  • 1,900 語級を開いて手が止まった → 1 段下に落とします。判断は英単語帳はどれを選ぶかに書きました。

乗り換えていいのはどんなときか

単語帳の乗り換えは、原則として損です。覚えた語と新しい本の掲載語は大きく重なるので、乗り換えた時点で重複部分をもう一度やり直すことになります。

乗り換えてよいのは次の場合だけです。

  • 開いた時点で 8 割以上が未知語だった。 帯が合っていないので、1 段下の本に落とします。
  • 逆に、8 割以上をすでに知っていた。 上の帯に進みます。

それ以外の理由、たとえば「友達が別の本を使っている」「新しい本のほうが評判がよい」は乗り換えの根拠になりません。手元の 1 冊の到達度を上げるほうが、必ず速く終わります。

単語帳のあと、どこへ進むか

単語帳は単体で完結しません。志望校と現在地を選ぶと、文法・解釈・長文へどうつなぐかが並びで出ます。