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難易度の分布を数えた — 参考書はどの帯に集まっているのか

データで見る の記事

公開 2026-09-09 ルート大全 編集部

参考書は「難しい本ほど少ない」と思われがちですが、実際に数えてみると分布は一様ではありません。この記事では、収録している参考書の難易度を数え、どの帯に本が集まっていて、どこが薄いのかを出しました。数字はデータから毎回計算しています。

全科目の難易度分布

難易度は 1 から 10 の 10 段階で付けています。付け方はデータの作り方に書きました。

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英語・国語・数学・理科・社会・情報・小論文の難易度を付けた 1,390 冊を数えたもの。
難易度冊数(冊)割合分布
難易度 1171.2%
難易度 21138.1%
難易度 319113.7%
難易度 426919.4%
難易度 529020.9%
難易度 617412.5%
難易度 71359.7%
難易度 81057.6%
難易度 9674.8%
難易度 10292.1%

分布の山は中央よりやや下にあります。最も本が多いのは、教科書を終えた人が入試標準へ向かう帯です。ここは選択肢が多いぶん、決めるのに時間がかかります。

逆に、両端は薄くなります。難易度が最も低い帯と最も高い帯は、そもそも本の数が限られます。この帯にいる人は、選ぶ余地が少ないぶん迷わずに済むという見方もできます。

この分布から言えること

中央の帯では「選ぶ」より「決める」ことが問題になる

本が多い帯では、比較にかけた時間がそのまま学習時間の損失になります。中央帯の本は難易度も到達点も近いので、比べ続けても差が出ません。判断材料を 2 つか 3 つに絞って決め切るほうが得です。

この判断のしかたは参考書は何冊やるべきかに書きました。

端の帯では「無い」ことがある

最も易しい帯と最も難しい帯は、本の数自体が少なくなります。自分の現在地に合う本が見つからない場合、探し方の問題ではなく、そもそも数が少ないということがあります。

その場合、1 段隣の帯から選んで使い方で調整する(例題だけ解く、解説を先に読む)ほうが現実的です。

科目ごとに分布は違う

同じ分布を科目別に見ると、形が変わります。

数学

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数学の難易度を付けた 162 冊を数えたもの。
難易度冊数(冊)割合分布
難易度 131.9%
難易度 2116.8%
難易度 3148.6%
難易度 4106.2%
難易度 52314.2%
難易度 62917.9%
難易度 72113.0%
難易度 82716.7%
難易度 91710.5%
難易度 1074.3%

英語

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英語の難易度を付けた 252 冊を数えたもの。
難易度冊数(冊)割合分布
難易度 120.8%
難易度 2124.8%
難易度 3197.5%
難易度 43112.3%
難易度 56023.8%
難易度 65220.6%
難易度 73714.7%
難易度 8249.5%
難易度 9124.8%
難易度 1031.2%

英語は帯が細かく分かれています。単語・文法・解釈・長文と役割が多く、それぞれにレベル別のシリーズがあるためです。役割ごとに 1 冊選ぶ必要があるので、冊数の合計は他科目より多くなります。

数学は網羅系という重い本が中央に位置し、その前後に本が並ぶ形になります。中央の 1 冊をどれにするかで全体の時間が決まる構造です。

難易度は誰にとっての難しさか

注意点を 1 つ書いておきます。ここで数えている難易度は、その本を読み通すのに要る前提知識の量を基準にしています。「解いていて手ごわいかどうか」とは別です。

たとえば、解説が詳しくて読みやすい本でも、扱う問題が上位帯なら難易度は高く付きます。逆に、解説が簡潔でも扱う内容が基礎なら低く付きます。

数字だけで決めず、必ず現物を開いて確かめてください。数字は候補を絞るためのものであって、決定するためのものではありません。

段は飛ばさない

難易度が 1 つ違う本は、隣り合った帯です。2 つ以上離れた本にいきなり進むと、解説の前提が読めなくなります。段を飛ばさないことが、結果として最も速くなります。

自分の帯を確認する

いまどの帯にいるかは、志望校と現在地を選ぶと並びのなかで確認できます。