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英文法はどれをやるか — Next Stage・Vintage・スクランブルと、その前にやる本

公開 2026-08-21 ルート大全 編集部

英文法の本は「理解するための本」と「問題を解く本」の 2 種類があり、この区別を知らずに買うと順番を間違えます。さらに問題集のほうは、Next StageVintageスクランブルUPGRADEと似た本が並んでいて、違いが分かりません。この記事で整理します。

まず、2種類あることを知る

英文法の教材は、役割で 2 つに分かれます。

順序は理解型 → 演習型です。これを逆にすると、解説を読んでも何を言っているか分からず、答えを丸暗記することになります。文法問題集を開いて「解説が理解できない」と感じたら、それは問題集が悪いのではなく、理解型を飛ばしているサインです。

配られた本から始める場合

「学校で Next Stage が配られたから、それをやればいい」という状況はよくあります。その場合も、解説を読んで分からない単元があれば、理解型の本か学校の総合英語で先に補ってください。演習型は、理解済みの内容を引き出す訓練のための本です。

理解型:どこから読むか

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参考書難易度到達目安問題数想定時間向いている人
大岩のいちばんはじめの英文法1 / 10〜50(導入)全23講義・230頁20〜30h英語をゼロからやり直す全ての人
肘井学のゼロから英文法2 / 1040〜55講義+確認問題・328頁30〜40h文法を理解型でゼロから始めたい人
成川の「なぜ」がわかる英文法の授業3 / 1045〜60256頁30〜40h暗記でなく理解で文法を積みたい人
総合英語Evergreen3 / 1045〜65(全レベル)網羅型・解説動画付辞書的に通年使用手元に文法辞書を1冊置きたい全受験生

大岩のいちばんはじめの英文法肘井学のゼロから英文法は、中学英語に不安がある段階から読める導入書です。薄く、短期間で通せます。

総合英語Evergreenは性格が違います。全レベルを網羅した辞書型で、通読する本ではありません。演習中に分からない項目が出たときに引く本として、手元に置いておく使い方が想定されています。学校で配られる総合英語(Vision Quest や Forest 系)があれば、それで代用できます。

つまり、導入書 1 冊 + 辞書として総合英語 1 冊、というのが理解型の標準構成です。導入書は読み切り、総合英語は最後まで手放しません。

演習型:Next Stage・Vintage・スクランブル・UPGRADE の違い

結論から言うと、この 4 冊に大きな差はありません

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参考書難易度到達目安問題数想定時間向いている人
Next Stage 英文法・語法問題5 / 1050〜62頻出ポイント218・512頁60〜80h網羅系1冊を軸に文法を固めたい人
Vintage 英文法・語法5 / 1050〜63608頁60〜80h解説重視で網羅系を選びたい人
スクランブル英文法・語法5 / 1050〜63504頁60〜80h私大上位まで見据えて網羅したい人
UPGRADE英文法・語法問題5 / 1050〜63472頁+QRドリル1289問60〜80hデータ重視で効率よく網羅したい人
Power Stage 英文法・語法問題4 / 1048〜60656頁50〜70h共テ・中堅私大中心で網羅したい人

難易度も到達目安もほぼ同じです。いずれも文法・語法・イディオム・会話表現を網羅した 4 択中心の問題集で、収録範囲も似ています。出版社と紙面の作り、解説の細かさが違うだけです。

したがって選び方は次のようになります。

  • 学校で配られているものがあるなら、それを使う。 4 冊のうちどれかは配られていることが多く、乗り換える理由がありません。
  • 自分で選ぶなら、書店で解説ページを見比べて決める。 同じ設問に対する解説の分量と説明の仕方が本によって違います。読みやすいと感じたほうが続きます。
  • 複数を買わない。 内容が重複しているので、2 冊目をやる時間があるなら 1 冊目を 3 周するほうが得です。

ポラリスはどう違うか

英文法ポラリスはレベル別に分かれたシリーズで、上の 4 冊とは設計思想が違います。網羅型の 1 冊で全部を扱うのではなく、自分のレベルに合った巻だけを解く構成です。

「分厚い網羅型は続かない」「今のレベルに合った問題だけ解きたい」という場合は、ポラリスのようなレベル別シリーズのほうが向きます。

文法問題集はどこまでやるべきか

志望校によって、必要な深さが変わります。

  • 共通テストのみ:共通テストに独立した文法問題は出ません。ただし読解の土台として文法は必要なので、理解型 1 冊+演習型の基本レベルまでで十分です。網羅型を隅々までやる必要はありません。
  • 私大(MARCH・関関同立以上):文法・語法問題が独立して出題されます。演習型を 1 冊、確実に仕上げる必要があります。
  • 難関私大(早慶など):さらに上の頻出英文法・語法問題1000竹岡の英文法・語法ULTIMATEまで踏み込む価値があります。
  • 国公立二次(記述中心):文法問題そのものは出ないことが多いものの、英作文で文法の運用力が問われます。4 択の暗記より、英作文の教材と合わせて使うほうが効果的です。

文法の次にやること

文法問題集を完璧にしても長文が読めるようにはなりません。文法は「1 文を正確に読むための材料」であって、材料を組み立てて文の構造を取る訓練は英文解釈の役割です。文法問題集が仕上がったら、次は解釈に進んでください。

文法の次は解釈か長文か

文法を終えたあと、解釈を挟むか直接長文に入るかは志望校で変わります。ルート画面で志望校を選ぶと、前後関係まで含めた並びが出ます。