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その2冊、かぶっていませんか — 買う前の確認

選び方 の記事

公開 2026-09-09 ルート大全 編集部

参考書が増えるのに成績が動かないとき、原因は量ではなく重複にあります。同じ役割の本を 2 冊持つと、扱う内容の大半が重なるので、2 冊目に払った時間はほとんど新しいものを生みません。この記事では、よくある重複の形と見分け方をまとめます。

かぶりの見分け方

2 冊が重複しているかどうかは、次の 2 つで判定できます。

  • 役割が同じか。 単語帳と単語帳、網羅系と網羅系、長文問題集と長文問題集。本サイトでは各書籍に役割を付けているので、書籍ページで確認できます。
  • 難易度と到達目安が重なっているか。 役割が同じでも、難易度が 3 以上離れていれば段として成立します。1〜2 しか違わないなら重複です。

つまり、同じ役割で難易度が近い 2 冊が重複です。逆に言えば、同じ役割でも難易度が離れていれば、それは段を積んでいることになります。

積むのはよい、並べるのが問題

「1 冊目が終わったから 2 冊目」は正しい判断です。問題になるのは、1 冊目が終わっていないのに 2 冊目を買う場合と、同じ帯の本を横に並べる場合です。

よくある重複

英文法の総合問題集を2冊

最も多い形です。Next Stage・Vintage・スクランブルは、難易度も到達目安もほぼ同じです。

横にスクロールできます
参考書難易度到達目安問題数想定時間
Next Stage 英文法・語法問題5 / 1050〜62頻出ポイント218・512頁60〜80h
Vintage 英文法・語法5 / 1050〜63608頁60〜80h
スクランブル英文法・語法5 / 1050〜63504頁60〜80h

3 冊の差がどれくらいかはNext Stage vs Vintage vs スクランブルに書きました。1 冊で足ります。

網羅系を2冊

学校で配られた本と、自分で買った本の両方を持っている場合です。青チャートとFocus Goldは到達点がほぼ同じなので、両方を通す意味はありません。

この場合、配られたほうを使うのが原則です。授業と進度が合い、質問もできるためです。

単語帳を2冊並行

主力の単語帳を 2 冊同時に回している場合です。掲載語は大きく重なるので、同じ語を 2 回覚える形になります。

例外は、主力 1 冊+分野特化 1 冊の組み合わせです。テーマ別の語彙集や、英作文用の語法書は役割が違うので重複しません。

講義書を2冊

理科で起きやすい形です。説明の本は読んでいるあいだ理解できるので、進んでいる感覚が得られます。しかし説明の本を 2 冊読んでも解ける問題は増えません。1 冊読んだら問題集に移り、詰まった分野だけ戻ります。

重複ではない組み合わせ

一方で、重複に見えて重複でない組み合わせもあります。

  • 総合の問題集+分野別の本。 役割が違います。総合で埋まらない穴を分野別で潰す形は正しい積み方です。
  • 問題集+辞書として引く本。 用語集や資料集は通読する本ではありません。手元に置いて引くための本なので、問題集と併存します。
  • 同じシリーズのレベル違い。 難易度が離れているので段として成立します。

症状から本を引く形はつまずき別・効く1冊にまとめました。

すでに買ってしまった場合

重複していることに気づいても、捨てる必要はありません。次のどちらかにしてください。

  • 片方を主、もう片方を予備にする。 主で解けなかった分野だけ、予備の同じ分野を解きます。全部やり直すより速く終わります。
  • 片方を完全に閉じる。 迷いが残るなら、見えない場所に置きます。選択肢が 2 つあること自体が時間を食います。

冊数の考え方は参考書は何冊やるべきかに、1 冊をどう回すかは参考書の2周目をどう回すかに書きました。

いま必要な役割はどれか

重複を避ける最も確実な方法は、必要な役割を先に並べてから買うことです。志望校と現在地を選ぶと、必要な役割が並びで出ます。