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重量級ランキング — 1冊に最も時間を要求する参考書

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公開 2026-09-09 ルート大全 編集部

本屋で分厚い参考書を手に取ると、なぜか力がつきそうな気持ちになります。実際には、その厚みはこれから払う時間の請求書です。この記事では、収録している本を想定学習時間の長い順に並べ、それぞれが何を要求しているのかを見ます。

時間を最も要求する20冊

過去問と大学別対策を除いた全科目から、想定学習時間の長い順に並べます。順位は毎回データから計算しています。

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過去問・大学別対策を除いた全科目から、想定学習時間の長い順に 20 冊。
順位科目参考書出版社想定学習時間
1数学赤チャート数研出版300時間
2数学Focus Gold啓林館300時間
3数学青チャート数研出版280時間
4数学NEW ACTION LEGEND東京書籍280時間
5数学理系数学の極東京書籍250時間
6理科新理系の化学(上・下)〈五訂版〉駿台文庫250時間
7数学合格る数学文英堂250時間
8数学黄チャート数研出版240時間
9数学NEW ACTION FRONTIER東京書籍230時間
10数学教科書傍用 サクシード 数学数研出版225時間
11数学白チャート数研出版200時間
12数学1対1対応の演習東京出版200時間
13数学教科書傍用 3TRIAL数学数研出版195時間
14数学教科書傍用 クリアー数学数研出版195時間
15数学理解しやすい数学文英堂180時間
16英語鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁KADOKAWA180時間
17数学4STEP(教科書傍用)数研出版180時間
18数学教科書傍用 3ROUND数学数研出版165時間
19数学教科書傍用 REPEAT数学数研出版165時間
20数学初めから始める数学マセマ出版社160時間

上位を占めるのは、数学と理科の網羅系・傍用問題集です。どれも 1 冊で 1 科目分の範囲を持っている本なので、時間が長いこと自体は欠点ではありません。問題は、この本を選んだときに他科目へ残る時間です。

重い本を1冊入れると、他科目に何が起きるか

想定学習時間が 300 時間の本を選ぶということは、1 日 3 時間を全部その本に充てても 100 日かかるということです。実際には他科目も並行するので、1 日 1 時間なら 10 か月かかります。

数字で言い換えると、次のようになります。

  • 高 3 の 4 月に始めて、共通テストまでおよそ 9 か月。 その間に主要科目を 5 教科分積む必要があります。
  • 1 冊 300 時間の本を 1 冊入れると、9 か月の総学習時間のうち大きな割合をそこに固定することになります。
  • 残りで他科目を組めるかどうかが、その本を選んでよいかの判断です。本そのものの良し悪しではありません。

志望校レベルごとの合計時間は参考書ルートは何時間かかるかで計算しました。合計を見てから、重い本を入れる余地があるかを決めてください。

重い本には2種類ある

通しでやる本 — 網羅系・傍用問題集

青チャートやFocus Gold、理科の傍用問題集は、範囲全体を 1 周する前提で作られています。途中でやめると、やった範囲の解法しか残りません。入れるなら最後まで通せる時期に置きます。

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参考書難易度到達目安問題数想定時間
青チャート6 / 1050〜67総問題 約1100/巻各巻90〜110h
Focus Gold6 / 1050〜70総問題 1000超/巻各巻100〜120h
赤チャート7 / 1058〜72例題+演習 約1200/巻各巻100〜120h

引く本 — 資料・辞書として使う本

一方で、化学の新研究や用語集のように、通読を想定していない本もあります。この種類は想定学習時間を「参照に使う時間」として置いているので、上の一覧に出てくる意味が違います。

手元に置いて分からないときだけ開く本と、最初から最後まで通す本を、同じ「厚い本」として扱わないでください。前者は買ってすぐ全部読む必要がありません。

通す本か、引く本か

厚い本を買ったあと「まず 1 周する」と決めてしまうと、辞書として使うべき本まで通読することになります。その本が通す本なのか引く本なのかは、買う前に確認してください。

重い本を選ぶかどうかの判断

判断はこの順で付きます。

  • 残り月数 × 1 日にその科目へ割ける時間 = 使える時間を先に出す。
  • その本の想定学習時間が、使える時間の半分を超えるなら他科目が組めなくなるので、1 段軽い本に落とす。
  • 学校で配られている本がその重い本なら、例題だけに絞るなどで分量側を削る。買い直しはしない。

網羅系の選び分けそのものは網羅系はどれを選ぶかに、周回のしかたは参考書の2周目をどう回すかにまとめています。

その1冊を入れる余地があるか

重い本を入れられるかどうかは、志望校までに必要な並び全体と持ち時間の比較で決まります。志望校と現在地を選ぶと、合計時間が出ます。