上智大学の参考書ルート
上智大学(私立/最難関私大(TEAP利用含む))を目指すときに、英語・国語・数学・理科・社会でそれぞれ何がどう問われるかと、その出題に噛み合う参考書をまとめたページです。学部・入試方式によって使う科目と配点は変わるので、必ず募集要項と併せて確認してください。
最終更新:
出典: 上智大学の2027年度入試の公表資料(選抜要項・入試概要など。2026-09-10 確認) 公式サイト
- 志望レベル
- 早慶上智早慶・上智
- 区分
- 私立
- 目標の目安
- 偏差値 60〜63
上智大学の入試はどう組み立てられているか
科目別の対策に入る前に、上智大学の入試がどういう形で行われるかを押さえておきます。ここが分かっていないと、同じ大学の別方式の過去問を解いて手応えを取り違えます。
| 学部 | 方式 | 科目 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 神学部 | TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試) | 英語(TEAPスコア)・国語・地理歴史(日本史探究または世界史探究) | TEAP 150点、国語60分100点、地理歴史90分100点。神学科は2段階選抜で、第2次試験として面接を行う。 |
| 神学部 | 学部学科試験・共通テスト併用方式 | 大学入学共通テスト(外国語・国語・地理歴史または公民)・学部学科試験 | 共通テストは外国語60点、国語40点、地理歴史または公民40点。学部学科試験(キリスト教と聖書の基礎に関する理解力と思考力を問う試験)75分100点。2段階選抜で面接を行う。 |
| 文学部 | TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試) | 英語(TEAPスコア)・国語・地理歴史(哲学科は地理歴史または数学) | TEAP 150点、国語60分100点、地理歴史(または数学)90分100点。 |
| 総合人間科学部 | TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試) | 英語(TEAPスコア)・国語・地理歴史または数学(看護学科は国語・数学) | TEAP 150点、国語60分100点、地理歴史または数学(看護学科は数学)90分100点。心理学科・看護学科は2段階選抜で面接を行う。 |
| 法学部 | TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試) | 英語(TEAPスコア)・国語・地理歴史または数学 | TEAP 150点、国語60分100点、地理歴史または数学90分100点。 |
| 法学部 | 学部学科試験・共通テスト併用方式 | 大学入学共通テスト(外国語・国語・地理歴史/公民/数学から1)・学部共通試験 | 共通テストは外国語60点、国語40点、選択40点。学部共通試験(社会(国際関係や環境問題を含む)と法・政治に関する試験)75分100点。法律・国際関係法・地球環境法学科共通。 |
| 経済学部 | TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試) | 英語(TEAPスコア)+経済学科(文系)は国語・数学、経営学科は国語・地理歴史または数学、経済学科(理系)は数学 | 経済学科(文系)はTEAP 150点・国語100点・数学100点。経営学科はTEAP 200点・国語100点・地理歴史または数学150点。経済学科(理系・午後実施)はTEAP 100点・数学100点。国語は60分、それ以外は90分。 |
| 外国語学部 | TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試) | 英語(TEAPスコア)・国語・地理歴史または数学 | TEAP 150点、国語60分100点、地理歴史または数学90分100点。 |
| 外国語学部 | 学部学科試験・共通テスト併用方式 | 大学入学共通テスト(外国語・国語・地理歴史/公民/数学から1)・学部共通試験2種 | 共通テストは各40点(英語学科の外国語は英語のみ)。学部共通試験は、①外国語学習に対する適性を測る試験(出題は主に英語)60分50点、②外国研究に必要な基礎的知識・日本語の読解力・論理力・思考力を測る試験 60分50点。 |
| 総合グローバル学部 | TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試) | 英語(TEAPスコア)・国語・地理歴史または数学 | TEAP 150点、国語60分100点、地理歴史または数学90分100点。 |
| 総合グローバル学部 | 学部学科試験・共通テスト併用方式 | 大学入学共通テスト(外国語・国語・地理歴史または公民)・学部学科試験 | 共通テストは各40点。学部学科試験(グローバル化する人間社会について、資料の理解力と思考力を問う試験。英語の設問を含む)75分80点。 |
| 理工学部 | TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試) | 英語(TEAPスコア)・数学・理科(物理・化学・生物から2科目) | TEAP 100点、数学90分150点、理科90分150点(各75点)。 |
| 理工学部 | 学部学科試験・共通テスト併用方式 | 大学入学共通テスト(外国語・数学・理科1科目)・学部共通試験(数学・理科1科目) | 共通テストは外国語80点、数学60点(各30点)、理科60点。学部共通試験は数学90分100点、理科90分100点。 |
私立大学は、同じ大学でも入試方式によって問題そのものが変わります。学部別日程は学部ごとに作られた独自問題で、出題傾向も時間配分もそこで決まります。全学部統一方式は複数学部を 1 つの問題で選抜するため標準的な構成になりやすく、取りこぼしが直接響きます。共通テスト利用方式は個別試験を課さない代わりに高い得点率が必要です。下の科目別の説明にある「試験の構成」は方式ごとに書き分けてあるので、受ける方式を決めてから読んでください。
英語と数学は、学部・学科によって課されるかどうかも配点も大きく変わるため、ここでは可否を出していません。科目別の説明と募集要項で確認してください。
科目ごとの目標
上智大学で科目ごとに必要になる到達度の目安です。同じ大学でも学部・方式で配点が変わるため、数字は「どの科目に時間を厚く配るか」を決めるための相対的な目安として使ってください。算出のしかたはデータの作り方に書いています。
| 科目 | 目標偏差値 | 志望レベル |
|---|---|---|
| 英語 | 63 | 早慶上智早慶・上智 |
| 国語 | 63 | 早慶上智早稲田・上智 |
| 数学 | 60 | 早慶上智早慶 |
| 理科 | 62 | 早慶上智早慶理工・上智・理科大 |
| 社会 | 62 | 早慶上智早稲田・慶應・上智 |
科目ごとの節の読み方。「ここで問われる力と、その対策」は、各科目の出題説明に出てくる要素のうち当てはまる項目だけを出しているので、書かれていない形式が出ないという意味ではありません。「おすすめの参考書」の並び順は、その大学の出題の特徴に当てはまった数と、ルート上の位置で決めています。
上智大学の英語
- 出題の特徴
- 一般はTEAPスコア利用型・共テ併用型が主流で独自の英語単独試験は原則なし。TEAPと共テ英語の完成度が合否に直結。4技能型の対策と高語彙・速読の積み上げが要
- 目標の目安
- 偏差値 63 前後/語彙・速読・リスニング
ここで問われる力と、その対策
上智大学の英語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- リスニング配点が独立しているので、読解の勉強を続けても伸びない。毎日 15〜30 分、設問の先読みを含めた本番形式で継続する。
- 長文の分量・速読読む速度は語彙と構文が固まってから伸びる。時間を計った演習に切り替え、1 題あたりの持ち時間を先に決めてから解く。
- 語彙・熟語語彙が足りないと読解でも英作文でも手が止まる。単語帳は途中で替えず、1 冊を回数で仕上げる。
- マーク式・共通テストマーク式は取りこぼしがそのまま響く。時間内に全問へ到達する形式演習を重ね、迷った問題を捨てる基準を決めておく。
上智大学の出題形式に合わせた重点対策
ルートの本編とは別に、上智大学の英語で出る形式に対して追加する枠です。
上智大学におすすめの参考書
早慶・上智の英語ルートに入っている本と出題形式別の重点対策の本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は英語のルートを見てください。
このルートは真・英文法大全(難易度 5)から始まります。文法をまだ固めていない場合は、地方国公立のルートの前半(大岩のいちばんはじめの英文法、入門英文解釈の技術70)を先に終えてください。
上智大学の国語
- 試験の構成
- TEAP利用型 国語 60分 現古漢(文学部国文は75分)/共テ併用型 学部学科試験 60〜75分(文・法・総人・外国語など)
- 出題の特徴
- TEAP利用型・共テ併用型ともマークと記述の併用。現代文は硬質な評論でオーソドックスな設問、古文は難度高め、漢文は文学部など一部で出題(学部学科により有無が異なる)。共テ併用型では独自試験で国語を課す学科と課さない学科があり要確認。理工・経済(数学型)は国語なし。
- 出題される分野
- 現代文・古文が出題されます。漢文は学部・入試方式によって扱いが変わります。
- 目標の目安
- 偏差値 63 前後
ここで問われる力と、その対策
上智大学の国語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 記述・論述設問の条件(字数・要素・指示語の処理)を満たせているかで点が決まる。解答を書いたあとに、模範解答と要素単位で照合する手順を固定する。
- 古文古文は単語と文法を先に固めないと、読解演習の効率が上がらない。単語 300 語程度と助動詞・敬語を短期間で通してから読解に入る。
- 漢文句法と重要語は量が少なく、短期間で得点源にできる。独立問題として出るのか古文との融合なのかで必要量が変わる。
- 評論の抽象度抽象度の高い評論は、語彙不足と論理の追えなさが同時に効いて崩れる。設問を解く前に、段落ごとの要点を一言でまとめる練習を挟む。
- マーク式・共通テスト選択肢の切り方には型がある。本文の根拠と選択肢の言い換えを一対一で対応させる読み方を、解説の詳しい問題集で身につける。
上智大学におすすめの参考書
早稲田・上智の国語ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを12冊選びました。現代文・古文・漢文に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は国語のルートを見てください。
現代文
古文
漢文 — 学部・入試方式による
早稲田・上智の国語参考書ルート(全37冊)を見る現代文・古文・漢文別に用意しています
上智大学の数学
- 出題の特徴
- TEAP・共通テスト併用が主流。学部別は標準〜やや難で処理速度が要る
- 目標の目安
- 偏差値 60 前後
ここで問われる力と、その対策
上智大学の数学の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 処理速度・計算量発想ではなく計算で落とす失点は、専用の練習でしか減らない。式変形の手数を減らす型を覚え、時間を計って解く。
- 発想力・難問誘導が少ない問題は、解法の暗記だけでは手が出ない。1 問に時間をかけて考え切る演習を週に数問だけ入れる。
- 標準問題の完成度難問より、典型問題を落とさないことで差が付く形式。網羅系を 1 冊決め、解法を再現できるかで周回する。
上智大学におすすめの参考書
早慶の数学ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを8冊選びました。文系・理系に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は数学のルートを見てください。
文系
理系
早慶の数学参考書ルート(全14冊)を見る文系・理系別に用意しています
このルートは青チャート(難易度 6)から始まります。網羅・基礎をまだ固めていない場合は、地方国公立のルートの前半(黄チャート)を先に終えてください。
上智大学の理科
- 試験の構成
- 共テ併用型:理科1科目90分 150点(要確認)/TEAP型:理科2科目で計100分(要確認)
- 出題の特徴
- 物理は大問3題程度で力学・電磁気が中心、記述式で導出を書かせる設問もありやや難。化学は理論・無機・有機を幅広く問い、計算の有効数字処理と有機構造決定が頻出で標準〜やや難。生物は実験考察と知識が半々で論述あり。学科試験は数学と理科が合わせて配点の大半を占めるため、理科1科目を深く固めれば合格圏に届く。共テ併用型では共テの英語・数学・理科も得点化される。
- 出題される分野
- 物理・化学・生物が出題されます。地学は出題されません。
- 学部ごとの科目指定
- 理工学部 学部学科試験・共テ併用型:理科1科目(物理・化学・生物から1、学科により選択可能科目が異なる)。TEAPスコア利用型は数学+理科2科目(物化生から2)(要確認)
- 文系学部の場合
- 文系学部は個別に理科なし。共テ併用型で理科基礎等を選択可
- 目標の目安
- 偏差値 62 前後
ここで問われる力と、その対策
上智大学の理科の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述・考察知識を書き出すだけでは点にならない。実験設定から結論までの筋道を、決められた字数で書く練習を別に取る。
- 構造決定・有機構造決定は手順が決まっているので、演習量がそのまま速度になる。官能基の検出反応と、分子式からの不飽和度の計算を反射で出せるようにする。
- 計算量設定を読み違えなければ解ける計算で落とすのが最も痛い。途中式を残す形で解き、どこで間違えたかを毎回記録する。
- 実験・データ読解初見の実験データを読ませる出題は、知識量ではなく処理の型で差が付く。図表から読み取れることと、そこから推測したことを分けて書く。
- 知識・正誤知識問題の比重が高い場合、図録・資料集を演習と並行して引く習慣が効く。用語の丸暗記ではなく、図と一緒に覚える。
- 時間配分2 科目まとめて時間が与えられる形式では、科目ごとの持ち時間を自分で決める必要がある。時間を計った通し演習で配分を先に固定する。
上智大学におすすめの参考書
早慶理工・上智・理科大の理科ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを12冊選びました。物理・化学・生物に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は理科のルートを見てください。
物理
化学
生物
早慶理工・上智・理科大の理科参考書ルート(全45冊)を見る物理・化学・生物別に用意しています
このルートは鎌田の理論化学の講義(難易度 5)から始まります。この難易度から入るのが重いと感じる場合は、地方国公立のルートの前半(セミナー化学基礎+化学)を先に終えてください。
上智大学の社会
- 試験の構成
- 個別試験に地歴・公民の独立科目なし。TEAP利用型・学部学科試験/共通テスト併用型ともに社会は共通テスト(地歴・公民から1科目 60分)で判定。文学部史学科などは学科独自の論述試験で歴史的思考力を問う
- 出題の特徴
- 2021年度以降は独自の日本史・世界史の科目試験を廃止し、社会は共通テストの1科目で評価する方式が基本。したがって対策の中心は共テ型の資料読解・正誤判定で、8割以上を安定させたい。ただし文学部史学科や総合グローバル学部などの学部学科試験では、史資料や英文資料をもとに歴史・国際関係を論述させる出題があり、通史理解を自分の言葉で説明する力が問われる。共テ社会を早期に完成させ、残りを学科試験の論述練習に充てる配分が有効。
- 出題される分野
- 日本史・世界史・地理・公共・政治・経済・倫理は出題されません。
- 共通テスト
- 共通テストで必要なのは文系は1科目です。
- 目標の目安
- 偏差値 62 前後
ここで問われる力と、その対策
上智大学の社会の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述論述は書いた量ではなく、設問の条件に答えているかで採点される。答案を第三者に見てもらう手段を確保してから演習量を増やす。
- 史料・資料の読み取り資料集は「読むもの」ではなく「引くもの」として使う。演習で出た資料を必ず資料集で確認する往復を習慣にする。
- 通史・因果の理解用語を先に詰めても、因果がつながっていないと論述にも正誤判定にも使えない。講義系で流れを通してから暗記に入る。
- 正誤判定正誤問題は、誤りの作り方(時期のずれ・主体の入れ替え・因果の逆転)に型がある。解説の詳しい問題集で型ごとに潰す。
- マーク式・共通テスト資料の読み取りに比重が移った形式なので、知識だけでは頭打ちになる。時間を計った演習で処理速度を上げる。
上智大学におすすめの参考書
早稲田・慶應・上智の社会ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを24冊選びました。日本史・世界史・地理・公共・政治・経済・倫理に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は社会のルートを見てください。
日本史
世界史
地理
公共
政治・経済
倫理
早稲田・慶應・上智の社会参考書ルート(全81冊)を見る日本史・世界史・地理・公共・政治・経済・倫理別に用意しています
このルートは石川晶康 日本史探究 授業の実況中継(1) 原始〜古代(難易度 5)から始まります。この難易度から入るのが重いと感じる場合は、地方国公立のルートの前半(金谷①古代、金谷②中世近世、スピマス38テーマ)を先に終えてください。
このルートは蔭山面白いほど(難易度 5)から始まります。この難易度から入るのが重いと感じる場合は、地方国公立のルートの前半(蔭山の共テ政経、蔭山の共テ公共、スピマス政経)を先に終えてください。
このルートは蔭山の共テ倫理(難易度 4)から始まります。この難易度から入るのが重いと感じる場合は、地方国公立のルートの前半(スピマス倫理)を先に終えてください。
上智大学の過去問
ルートの最後は過去問です。上智大学は学部・入試方式によって収録内容の違う冊子が出ているため、当サイトでは特定の 1 冊を指定していません。志望学部と年度を確かめてから選んでください。
同じ志望レベルの大学
早慶・上智として扱っている他の大学です。併願先を決めるとき、必要な参考書がどれだけ重なるかの目安になります。





























































