杏林大学の参考書ルート
杏林大学(私立/慈恵・日医・順天堂ほか)を目指すときに、英語・国語・数学・理科・社会でそれぞれ何がどう問われるかと、その出題に噛み合う参考書をまとめたページです。医学部医学科は他学部と条件が変わるので、別に節を設けています。学部・入試方式によって使う科目と配点は変わるので、必ず募集要項と併せて確認してください。
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出題形式は年度により変わります。出願前に募集要項で確認してください。
- 志望レベル
- 私立医学部
- 区分
- 私立
- 目標の目安
- 偏差値 50〜61
杏林大学の入試はどう組み立てられているか
科目別の対策に入る前に、杏林大学の入試がどういう形で行われるかを押さえておきます。ここが分かっていないと、同じ大学の別方式の過去問を解いて手応えを取り違えます。
私立大学は、同じ大学でも入試方式によって問題そのものが変わります。学部別日程は学部ごとに作られた独自問題で、出題傾向も時間配分もそこで決まります。全学部統一方式は複数学部を 1 つの問題で選抜するため標準的な構成になりやすく、取りこぼしが直接響きます。共通テスト利用方式は個別試験を課さない代わりに高い得点率が必要です。下の科目別の説明にある「試験の構成」は方式ごとに書き分けてあるので、受ける方式を決めてから読んでください。
英語と数学は、学部・学科によって課されるかどうかも配点も大きく変わるため、ここでは可否を出していません。科目別の説明と募集要項で確認してください。
杏林大学の医学部医学科について
医学部医学科は、同じ大学の他学部と同じ問題を使う場合でも、合格に必要な得点率が大きく上がります。理科の科目指定が別に決められていたり、面接・小論文が課されたりするのも医学科の特徴です。私立の医科大学では、医学部だけの独自問題を作っている大学もあります。
このページの参考書は、科目ごとに英語は私立医学部、国語は共通テスト対策、数学は私立医学部、理科は日東駒専・産近甲龍、社会は日東駒専・産近甲龍のルートから選んでいます。医学科は科目によって求められる到達点が違うため、志望レベルも科目ごとに変えてあります。
- 理科の科目指定(医学科)
- 医学科:物化生から2科目(地学不可)。1次は英100・数100・理科150(2科目)、2次は小論文・面接。共テ利用あり
面接・小論文の有無と配点、共通テストの必要科目は年度によって変わります。出願前に必ず募集要項で確認してください。小論文の対策は小論文ルート大全にまとめています。
科目ごとの目標
杏林大学で科目ごとに必要になる到達度の目安です。同じ大学でも学部・方式で配点が変わるため、数字は「どの科目に時間を厚く配るか」を決めるための相対的な目安として使ってください。算出のしかたはデータの作り方に書いています。
| 科目 | 目標偏差値 | 志望レベル |
|---|---|---|
| 英語 | 61 | 私立医学部 |
| 国語 | 56 | 共通テスト共通テスト対策 |
| 数学 | 61 | 私立医学部 |
| 理科 | 50 | 中堅私大日東駒専・産近甲龍 |
| 社会 | 50 | 中堅私大日東駒専・産近甲龍 |
科目ごとの節の読み方。「ここで問われる力と、その対策」は、各科目の出題説明に出てくる要素のうち当てはまる項目だけを出しているので、書かれていない形式が出ないという意味ではありません。「おすすめの参考書」の並び順は、その大学の出題の特徴に当てはまった数と、ルート上の位置で決めています。
杏林大学の英語
- 出題の特徴
- マーク中心で分量多め。標準問題の処理速度が要る
- 目標の目安
- 偏差値 61 前後/速読・文法・語彙
ここで問われる力と、その対策
杏林大学の英語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 長文の分量・速読読む速度は語彙と構文が固まってから伸びる。時間を計った演習に切り替え、1 題あたりの持ち時間を先に決めてから解く。
- 文法・語法の独立問題独立した大問として出る場合、知識の穴がそのまま失点になる。網羅系を 1 冊に決めて周回し、間違えた項目だけ総合英語に戻って読む。
- 語彙・熟語語彙が足りないと読解でも英作文でも手が止まる。単語帳は途中で替えず、1 冊を回数で仕上げる。
- マーク式・共通テストマーク式は取りこぼしがそのまま響く。時間内に全問へ到達する形式演習を重ね、迷った問題を捨てる基準を決めておく。
杏林大学の出題形式に合わせた重点対策
ルートの本編とは別に、杏林大学の英語で出る形式に対して追加する枠です。
杏林大学におすすめの参考書
私立医学部の英語ルートに入っている本と出題形式別の重点対策の本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は英語のルートを見てください。
杏林大学の国語
- 試験の構成
- 医学部:国語なし(一次 英語・数学・理科2科目/二次 小論文・面接)/外国語・総合政策・保健は国語(現代文)あり・選択可
- 出題の特徴
- 医学部一般選抜は英数理+小論文・面接で国語なし。共通テスト利用方式は数学・理科・英語が中心で国語は利用しない(要確認)。外国語学部・総合政策学部は一般選抜で国語(現代文のみ、マーク式)を課し、保健学部は選択科目に国語(現代文)を含む方式がある。古文・漢文は不要。
- 出題される分野
- 現代文が出題されます。古文・漢文は出題されません。
- 目標の目安
- 偏差値 56 前後
ここで問われる力と、その対策
杏林大学の国語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 古文古文は単語と文法を先に固めないと、読解演習の効率が上がらない。単語 300 語程度と助動詞・敬語を短期間で通してから読解に入る。
- 漢文句法と重要語は量が少なく、短期間で得点源にできる。独立問題として出るのか古文との融合なのかで必要量が変わる。
- マーク式・共通テスト選択肢の切り方には型がある。本文の根拠と選択肢の言い換えを一対一で対応させる読み方を、解説の詳しい問題集で身につける。
杏林大学におすすめの参考書
共通テスト対策の国語ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は国語のルートを見てください。
杏林大学の数学
- 出題の特徴
- 標準〜やや難。処理速度が要る
- 目標の目安
- 偏差値 61 前後
ここで問われる力と、その対策
杏林大学の数学の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 処理速度・計算量発想ではなく計算で落とす失点は、専用の練習でしか減らない。式変形の手数を減らす型を覚え、時間を計って解く。
- 発想力・難問誘導が少ない問題は、解法の暗記だけでは手が出ない。1 問に時間をかけて考え切る演習を週に数問だけ入れる。
- 標準問題の完成度難問より、典型問題を落とさないことで差が付く形式。網羅系を 1 冊決め、解法を再現できるかで周回する。
杏林大学におすすめの参考書
私立医学部の数学ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は数学のルートを見てください。
杏林大学の理科
- 試験の構成
- 医学科:理科2科目100分/150点(要確認)。保健学部:理科1科目60分/100点(要確認)
- 出題の特徴
- 医学科はマーク式中心で標準レベル。物理は力学・電磁気・熱・波動から典型問題、計算量は多め。化学は理論計算と有機構造決定が中心、無機は知識問題。生物は知識問題中心に実験考察が加わり、遺伝子・生理分野が頻出。試験時間が短く処理速度が重要。保健学部は基礎~標準で教科書レベルの知識問題が中心。医学科は標準問題集を反復し高速処理の訓練、保健学部は基礎問題集で十分。
- 出題される分野
- 物理・化学・生物が出題されます。地学は出題されません。
- 学部ごとの科目指定
- 保健学部(看護・臨床検査・救急救命・理学療法・作業療法・診療放射線・臨床工学等)は英語+数学/理科/国語等から選択で理科1科目(化学・生物中心、一部物理可、要確認)
- 医学部医学科の場合
- 上の「杏林大学の医学部医学科について」にまとめています。
- 文系学部の場合
- 総合政策・外国語学部は理科不要
- 目標の目安
- 偏差値 50 前後
ここで問われる力と、その対策
杏林大学の理科の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述・考察知識を書き出すだけでは点にならない。実験設定から結論までの筋道を、決められた字数で書く練習を別に取る。
- 構造決定・有機構造決定は手順が決まっているので、演習量がそのまま速度になる。官能基の検出反応と、分子式からの不飽和度の計算を反射で出せるようにする。
- 計算量設定を読み違えなければ解ける計算で落とすのが最も痛い。途中式を残す形で解き、どこで間違えたかを毎回記録する。
- 実験・データ読解初見の実験データを読ませる出題は、知識量ではなく処理の型で差が付く。図表から読み取れることと、そこから推測したことを分けて書く。
- 知識・正誤知識問題の比重が高い場合、図録・資料集を演習と並行して引く習慣が効く。用語の丸暗記ではなく、図と一緒に覚える。
- 時間配分2 科目まとめて時間が与えられる形式では、科目ごとの持ち時間を自分で決める必要がある。時間を計った通し演習で配分を先に固定する。
杏林大学におすすめの参考書
日東駒専・産近甲龍の理科ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを12冊選びました。物理・化学・生物に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は理科のルートを見てください。
物理
化学
生物
日東駒専・産近甲龍の理科参考書ルート(全40冊)を見る物理・化学・生物別に用意しています
杏林大学の社会
- 試験の構成
- 外国語学部・総合政策学部は地歴・公民1科目 60分(日本史探究・世界史探究・政治・経済から1)。医学部・保健学部は個別試験に社会なし
- 出題の特徴
- 医学部・保健学部の個別試験に地歴公民はないが、外国語学部と総合政策学部では選択科目として日本史探究・世界史探究・政治・経済が使え、地理探究や公共,倫理は選べない。出題はマーク式中心の標準レベルで、外国語学部は英語の比重が高いため社会は取りこぼしを避ける科目という位置づけ。医学部は共通テスト利用選抜で社会が関わる程度。偏差値目安は社会を使う文系2学部を基準とした。
- 出題される分野
- 日本史・世界史・政治・経済は学部・入試方式によって扱いが変わります。地理・公共・倫理は出題されません。
- 共通テスト
- 共通テストで必要なのは文系は1科目、理系は1科目です。
- 目標の目安
- 偏差値 50 前後
ここで問われる力と、その対策
杏林大学の社会の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- マーク式・共通テスト資料の読み取りに比重が移った形式なので、知識だけでは頭打ちになる。時間を計った演習で処理速度を上げる。
杏林大学におすすめの参考書
日東駒専・産近甲龍の社会ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを12冊選びました。日本史・世界史・政治・経済に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は社会のルートを見てください。
日本史 — 学部・入試方式による
世界史 — 学部・入試方式による
政治・経済 — 学部・入試方式による
日東駒専・産近甲龍の社会参考書ルート(全64冊)を見る日本史・世界史・政治・経済別に用意しています
このルートは蔭山面白いほど(難易度 5)から始まります。この難易度から入るのが重いと感じる場合は、共通テスト対策のルートの前半(蔭山の共テ政経、蔭山の共テ公共)を先に終えてください。
杏林大学の過去問
ルートの最後は過去問です。杏林大学は学部・入試方式によって収録内容の違う冊子が出ているため、当サイトでは特定の 1 冊を指定していません。志望学部と年度を確かめてから選んでください。
同じ志望レベルの大学
私立医学部として扱っている他の大学です。併願先を決めるとき、必要な参考書がどれだけ重なるかの目安になります。









































