日本医科大学の参考書ルート
日本医科大学(私立/慈恵・日医・順天堂ほか)を目指すときに、英語・国語・数学・理科・社会でそれぞれ何がどう問われるかと、その出題に噛み合う参考書をまとめたページです。医学部医学科は他学部と条件が変わるので、別に節を設けています。学部・入試方式によって使う科目と配点は変わるので、必ず募集要項と併せて確認してください。
最終更新:
出題形式は年度により変わります。出願前に募集要項で確認してください。
- 志望レベル
- 私立医学部
- 区分
- 私立
- 目標の目安
- 偏差値 62〜67
日本医科大学の入試はどう組み立てられているか
科目別の対策に入る前に、日本医科大学の入試がどういう形で行われるかを押さえておきます。ここが分かっていないと、同じ大学の別方式の過去問を解いて手応えを取り違えます。
私立大学は、同じ大学でも入試方式によって問題そのものが変わります。学部別日程は学部ごとに作られた独自問題で、出題傾向も時間配分もそこで決まります。全学部統一方式は複数学部を 1 つの問題で選抜するため標準的な構成になりやすく、取りこぼしが直接響きます。共通テスト利用方式は個別試験を課さない代わりに高い得点率が必要です。下の科目別の説明にある「試験の構成」は方式ごとに書き分けてあるので、受ける方式を決めてから読んでください。
英語と数学は、学部・学科によって課されるかどうかも配点も大きく変わるため、ここでは可否を出していません。科目別の説明と募集要項で確認してください。
日本医科大学の医学部医学科について
医学部医学科は、同じ大学の他学部と同じ問題を使う場合でも、合格に必要な得点率が大きく上がります。理科の科目指定が別に決められていたり、面接・小論文が課されたりするのも医学科の特徴です。私立の医科大学では、医学部だけの独自問題を作っている大学もあります。
このページの参考書は、科目ごとに英語は私立医学部、国語は共通テスト対策、数学は私立医学部、理科は医学部医学科、社会は共通テスト対策のルートから選んでいます。医学科は科目によって求められる到達点が違うため、志望レベルも科目ごとに変えてあります。
- 理科の科目指定(医学科)
- 医学科:物化生から2科目(地学不可)。前期・後期とも1次は英300・数300・理科400(2科目)、2次は小論文・面接
面接・小論文の有無と配点、共通テストの必要科目は年度によって変わります。出願前に必ず募集要項で確認してください。小論文の対策は小論文ルート大全にまとめています。
科目ごとの目標
日本医科大学で科目ごとに必要になる到達度の目安です。同じ大学でも学部・方式で配点が変わるため、数字は「どの科目に時間を厚く配るか」を決めるための相対的な目安として使ってください。算出のしかたはデータの作り方に書いています。
| 科目 | 目標偏差値 | 志望レベル |
|---|---|---|
| 英語 | 67 | 私立医学部 |
| 国語 | 62 | 共通テスト共通テスト対策 |
| 数学 | 67 | 私立医学部 |
| 理科 | 67 | 国公立医学部医学部医学科 |
| 社会 | 62 | 共通テスト共通テスト対策 |
科目ごとの節の読み方。「ここで問われる力と、その対策」は、各科目の出題説明に出てくる要素のうち当てはまる項目だけを出しているので、書かれていない形式が出ないという意味ではありません。「おすすめの参考書」の並び順は、その大学の出題の特徴に当てはまった数と、ルート上の位置で決めています。
日本医科大学の英語
- 出題の特徴
- 90分・長文2題中心の本格記述型。内容説明・和訳の日本語記述が多く、要約や自由英作文も出題。医療・科学系の骨太な英文で国公立型対策が有効
- 目標の目安
- 偏差値 67 前後/記述・和訳・自由英作文
ここで問われる力と、その対策
日本医科大学の英語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 自由英作文テーマについて自分の意見を英語で書かせる形式。減点されない型を先に固定し、書いたものを必ず他人に見てもらう。使い回せる表現を 20〜30 文そろえておくと、本番で書き出しに詰まらない。
- 要約本文の論理構造をつかめているかを直接測る形式。段落ごとの役割(主張・具体例・反論)を印を付けながら読む練習と、字数内で言い換える練習を分けて行う。
- 和訳・記述構文を正確に取れているかがそのまま採点対象になる。長文演習の量を増やす前に、英文解釈の型を 1 冊で固めるほうが結果的に速い。
- 長文の分量・速読読む速度は語彙と構文が固まってから伸びる。時間を計った演習に切り替え、1 題あたりの持ち時間を先に決めてから解く。
日本医科大学の出題形式に合わせた重点対策
ルートの本編とは別に、日本医科大学の英語で出る形式に対して追加する枠です。
日本医科大学におすすめの参考書
私立医学部の英語ルートに入っている本と出題形式別の重点対策の本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は英語のルートを見てください。
日本医科大学の国語
- 試験の構成
- 国語なし(医:一次 英語・数学・理科2科目/二次 小論文・面接)
- 出題の特徴
- 私立医学部で一般選抜前期・後期とも一次は英数理、二次は小論文・面接。共通テスト併用型(グローバル特別選抜等)は英語資格等を利用し国語の利用はない(要確認)。国語対策は不要で、小論文の論述対策のみ。
- 出題される分野
- 現代文が出題されます。古文・漢文は出題されません。
- 目標の目安
- 偏差値 62 前後
ここで問われる力と、その対策
日本医科大学の国語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 記述・論述設問の条件(字数・要素・指示語の処理)を満たせているかで点が決まる。解答を書いたあとに、模範解答と要素単位で照合する手順を固定する。
- マーク式・共通テスト選択肢の切り方には型がある。本文の根拠と選択肢の言い換えを一対一で対応させる読み方を、解説の詳しい問題集で身につける。
日本医科大学におすすめの参考書
共通テスト対策の国語ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は国語のルートを見てください。
日本医科大学の数学
- 出題の特徴
- 私立医最難関級。計算量が非常に多く、時間内の完答力が問われる
- 目標の目安
- 偏差値 67 前後
ここで問われる力と、その対策
日本医科大学の数学の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 処理速度・計算量発想ではなく計算で落とす失点は、専用の練習でしか減らない。式変形の手数を減らす型を覚え、時間を計って解く。
- 発想力・難問誘導が少ない問題は、解法の暗記だけでは手が出ない。1 問に時間をかけて考え切る演習を週に数問だけ入れる。
日本医科大学におすすめの参考書
私立医学部の数学ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は数学のルートを見てください。
日本医科大学の理科
- 試験の構成
- 理科2科目120分/400点
- 出題の特徴
- 私立医上位校で記述式。物理は力学・電磁気を軸に熱・波動・原子から出題され、近似や文字式の処理が多く、思考力を要する設定が多い。化学は理論・無機・有機から幅広く出題され、有機構造決定と理論計算の融合問題が頻出。計算量が多く時間がタイト。生物は実験考察と論述が中心で、遺伝子・発生・免疫・神経など医学に近いテーマが多く、80~100字級の論述が複数出る。標準問題を高速に処理する力に加え、難問演習が必要。
- 出題される分野
- 物理・化学・生物が出題されます。地学は出題されません。
- 学部ごとの科目指定
- 医学科のみ。英・数+理科2科目
- 医学部医学科の場合
- 上の「日本医科大学の医学部医学科について」にまとめています。
- 目標の目安
- 偏差値 67 前後
ここで問われる力と、その対策
日本医科大学の理科の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述・考察知識を書き出すだけでは点にならない。実験設定から結論までの筋道を、決められた字数で書く練習を別に取る。
- 構造決定・有機構造決定は手順が決まっているので、演習量がそのまま速度になる。官能基の検出反応と、分子式からの不飽和度の計算を反射で出せるようにする。
- 計算量設定を読み違えなければ解ける計算で落とすのが最も痛い。途中式を残す形で解き、どこで間違えたかを毎回記録する。
- 実験・データ読解初見の実験データを読ませる出題は、知識量ではなく処理の型で差が付く。図表から読み取れることと、そこから推測したことを分けて書く。
- 時間配分2 科目まとめて時間が与えられる形式では、科目ごとの持ち時間を自分で決める必要がある。時間を計った通し演習で配分を先に固定する。
日本医科大学におすすめの参考書
医学部医学科の理科ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを12冊選びました。物理・化学・生物に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は理科のルートを見てください。
物理
化学
生物
医学部医学科の理科参考書ルート(全50冊)を見る物理・化学・生物別に用意しています
このルートは生物合格77講(難易度 6)から始まります。この難易度から入るのが重いと感じる場合は、地方旧帝・神戸のルートの前半(山川喜輝の生物が面白いほどわかる本)を先に終えてください。
日本医科大学の社会
- 試験の構成
- 個別試験に地歴公民なし(共通テスト利用方式でのみ地歴公民1科目を使用)
- 出題の特徴
- 医学部単科大学で、個別試験は英語・数学・理科2科目+面接であり地歴公民の出題はない。社会を使うのは共通テスト利用方式に限られるが、その採用教科も英語・数学・理科が中心で社会の比重は小さい。したがって受験対策として地歴公民に時間を割く必要はほぼなく、記述量の多い理科2科目の完成度が合否を決める。共テ併願を組む場合のみ、負担の軽い科目を1つ選んで最低限仕上げたい。(要確認)
- 出題される分野
- 日本史・世界史・地理・公共・政治・経済・倫理は出題されません。
- 共通テスト
- 共通テストで必要なのは理系は1科目です。
- 目標の目安
- 偏差値 62 前後
ここで問われる力と、その対策
日本医科大学の社会の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- マーク式・共通テスト資料の読み取りに比重が移った形式なので、知識だけでは頭打ちになる。時間を計った演習で処理速度を上げる。
日本医科大学におすすめの参考書
共通テスト対策の社会ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを24冊選びました。日本史・世界史・地理・公共・政治・経済・倫理に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は社会のルートを見てください。
日本史
世界史
地理
公共
政治・経済
倫理
共通テスト対策の社会参考書ルート(全76冊)を見る日本史・世界史・地理・公共・政治・経済・倫理別に用意しています
日本医科大学の過去問
ルートの最後は過去問です。日本医科大学は学部・入試方式によって収録内容の違う冊子が出ているため、当サイトでは特定の 1 冊を指定していません。志望学部と年度を確かめてから選んでください。
同じ志望レベルの大学
私立医学部として扱っている他の大学です。併願先を決めるとき、必要な参考書がどれだけ重なるかの目安になります。






















































