東京学芸大学の参考書ルート
東京学芸大学(国立/二次は標準記述型)を目指すときに、英語・国語・数学・理科・社会でそれぞれ何がどう問われるかと、その出題に噛み合う参考書をまとめたページです。学部・入試方式によって使う科目と配点は変わるので、必ず募集要項と併せて確認してください。
最終更新:
出題形式は年度により変わります。出願前に募集要項で確認してください。
- 志望レベル
- 地方国公立
- 区分
- 国立
- 目標の目安
- 偏差値 50〜55
東京学芸大学の入試はどう組み立てられているか
科目別の対策に入る前に、東京学芸大学の入試がどういう形で行われるかを押さえておきます。ここが分かっていないと、同じ大学の別方式の過去問を解いて手応えを取り違えます。
科目ごとの目標
東京学芸大学で科目ごとに必要になる到達度の目安です。同じ大学でも学部・方式で配点が変わるため、数字は「どの科目に時間を厚く配るか」を決めるための相対的な目安として使ってください。算出のしかたはデータの作り方に書いています。
| 科目 | 目標偏差値 | 志望レベル |
|---|---|---|
| 英語 | 50 | 地方国公立 |
| 国語 | 53 | 地方国公立 |
| 数学 | 50 | 地方国公立 |
| 理科 | 55 | 地方国公立 |
| 社会 | 55 | 地方国公立 |
科目ごとの節の読み方。「ここで問われる力と、その対策」は、各科目の出題説明に出てくる要素のうち当てはまる項目だけを出しているので、書かれていない形式が出ないという意味ではありません。「おすすめの参考書」の並び順は、その大学の出題の特徴に当てはまった数と、ルート上の位置で決めています。
東京学芸大学の英語
- 出題の特徴
- 標準レベルの長文+英作文。英語専攻は記述・論述の比重が高い
- 目標の目安
- 偏差値 50 前後/和訳・記述・英作文
ここで問われる力と、その対策
東京学芸大学の英語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 和訳・記述構文を正確に取れているかがそのまま採点対象になる。長文演習の量を増やす前に、英文解釈の型を 1 冊で固めるほうが結果的に速い。
- 長文の分量・速読読む速度は語彙と構文が固まってから伸びる。時間を計った演習に切り替え、1 題あたりの持ち時間を先に決めてから解く。
東京学芸大学の出題形式に合わせた重点対策
ルートの本編とは別に、東京学芸大学の英語で出る形式に対して追加する枠です。
東京学芸大学におすすめの参考書
地方国公立の英語ルートに入っている本と出題形式別の重点対策の本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は英語のルートを見てください。
東京学芸大学の国語
- 試験の構成
- 教育学部 現古漢 3問120分(選修により選択科目)
- 出題の特徴
- 教員養成系で国語選修は現代文・古文・漢文の記述式が必須、他選修は国語を選択可。現代文は評論・小説の説明記述、古文は標準的な物語・日記、漢文は史伝。教科としての基礎力を幅広く問う標準的出題。
- 出題される分野
- 現代文・古文・漢文が出題されます。
- 目標の目安
- 偏差値 53 前後
ここで問われる力と、その対策
東京学芸大学の国語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 記述・論述設問の条件(字数・要素・指示語の処理)を満たせているかで点が決まる。解答を書いたあとに、模範解答と要素単位で照合する手順を固定する。
- 古文古文は単語と文法を先に固めないと、読解演習の効率が上がらない。単語 300 語程度と助動詞・敬語を短期間で通してから読解に入る。
- 漢文句法と重要語は量が少なく、短期間で得点源にできる。独立問題として出るのか古文との融合なのかで必要量が変わる。
- 和歌・古文常識和歌の修辞と当時の生活・官職の知識は、本文中で説明されないまま前提にされる。読解書とは別に一度まとめて入れておく。
- 評論の抽象度抽象度の高い評論は、語彙不足と論理の追えなさが同時に効いて崩れる。設問を解く前に、段落ごとの要点を一言でまとめる練習を挟む。
東京学芸大学におすすめの参考書
地方国公立の国語ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを12冊選びました。現代文・古文・漢文に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は国語のルートを見てください。
現代文
古文
漢文
地方国公立の国語参考書ルート(全33冊)を見る現代文・古文・漢文別に用意しています
東京学芸大学の数学
- 出題の特徴
- 標準レベル。数学専攻は証明の比重が高い
- 目標の目安
- 偏差値 50 前後
ここで問われる力と、その対策
東京学芸大学の数学の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 記述・証明答案の書き方まで採点される。解けたかどうかで止めず、模範解答と自分の答案を論理の飛びで比べる。添削を受けられる環境があると速い。
- 標準問題の完成度難問より、典型問題を落とさないことで差が付く形式。網羅系を 1 冊決め、解法を再現できるかで周回する。
東京学芸大学におすすめの参考書
地方国公立の数学ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを8冊選びました。文系・理系に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は数学のルートを見てください。
文系
理系
地方国公立の数学参考書ルート(全10冊)を見る文系・理系別に用意しています
東京学芸大学の理科
- 試験の構成
- 理科1科目 90分/配点は選修により異なる(B類理科は理科の比重大)
- 出題の特徴
- 教員養成大学のため二次理科は理科選修のみ。物理は力学・電磁気中心の標準的な記述式で導出過程を書かせる。化学は理論・無機・有機をバランスよく出題し、教科書レベルの知識と基本計算が中心。生物は実験考察と用語説明の論述が多く、教科書の理解度を問う素直な出題。地学も選択可能な数少ない国立の一つで、共テ+αの標準レベル。難問は少なく基礎固めで対応できる。
- 出題される分野
- 物理・化学・生物・地学は学部・入試方式によって扱いが変わります。
- 学部ごとの科目指定
- 教育学部のみ。A類(初等)理科・B類(中等)理科選修は二次で理科1科目(物・化・生・地から1)。数学選修は数学、他の多くの選修は二次に理科なし
- 文系学部の場合
- 文系選修は共テ理科基礎2科目または発展1科目(選修により指定が異なる・要確認)
- 目標の目安
- 偏差値 55 前後
ここで問われる力と、その対策
東京学芸大学の理科の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述・考察知識を書き出すだけでは点にならない。実験設定から結論までの筋道を、決められた字数で書く練習を別に取る。
- 構造決定・有機構造決定は手順が決まっているので、演習量がそのまま速度になる。官能基の検出反応と、分子式からの不飽和度の計算を反射で出せるようにする。
- 計算量設定を読み違えなければ解ける計算で落とすのが最も痛い。途中式を残す形で解き、どこで間違えたかを毎回記録する。
- 実験・データ読解初見の実験データを読ませる出題は、知識量ではなく処理の型で差が付く。図表から読み取れることと、そこから推測したことを分けて書く。
- 知識・正誤知識問題の比重が高い場合、図録・資料集を演習と並行して引く習慣が効く。用語の丸暗記ではなく、図と一緒に覚える。
- 時間配分2 科目まとめて時間が与えられる形式では、科目ごとの持ち時間を自分で決める必要がある。時間を計った通し演習で配分を先に固定する。
東京学芸大学におすすめの参考書
地方国公立の理科ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを16冊選びました。物理・化学・生物・地学に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は理科のルートを見てください。
物理 — 学部・入試方式による
-
共通テスト 共通テスト総合問題集 物理(河合・黒本) 共テ演習/地方国公立の対策として収録/「論述・考察」に対応/「実験・データ読解」に対応 直前期に本番形式で解き、共通テスト特有の考察問題に時間内で対応する
化学 — 学部・入試方式による
-
共通テスト 共通テスト総合問題集 化学 (河合・黒本) 共テ実戦/地方国公立の対策として収録/「構造決定・有機」に対応/「時間配分」に対応 冬は共テ形式を週一セット解き、二次演習と並行して精度を保つ。
生物 — 学部・入試方式による
-
入試標準 生物・生物基礎のグラフ・データの読み方が1冊でしっかりわかる本 地方国公立の対策として収録/「論述・考察」に対応/「実験・データ読解」に対応 データの読み取り手順を先に学び、初見の考察問題で迷わないようにする。
地学 — 学部・入試方式による
地方国公立の理科参考書ルート(全47冊)を見る物理・化学・生物・地学別に用意しています
東京学芸大学の社会
- 試験の構成
- A類・B類社会コース 個別『社会』120分1科目選択(他コースは個別に社会なし)
- 出題の特徴
- 教育学部A類社会選修・B類社会専攻では前期日程で『社会』が課され、試験時間は120分と長い。選択できるのは『歴史総合,日本史探究』『歴史総合,世界史探究』『地理総合』『公共』の4つで、地理探究・倫理・政治経済単独では受験できない点に注意。教員養成系らしく、用語の羅列ではなく歴史的背景や地理的条件を説明させる記述・論述比重が高く、100〜200字規模の説明が並ぶ。教科書の太字を『因果と意義』込みで言語化する訓練と、地図・統計・史料を用いた記述演習が対策の柱。共通テストは地歴公民1〜2科目。
- 出題される分野
- 日本史・世界史・地理・公共は学部・入試方式によって扱いが変わります。政治・経済・倫理は出題されません。
- 共通テスト
- 共通テストで必要なのは文系は1科目、理系は1科目です。
- 目標の目安
- 偏差値 55 前後
ここで問われる力と、その対策
東京学芸大学の社会の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述論述は書いた量ではなく、設問の条件に答えているかで採点される。答案を第三者に見てもらう手段を確保してから演習量を増やす。
- 史料・資料の読み取り資料集は「読むもの」ではなく「引くもの」として使う。演習で出た資料を必ず資料集で確認する往復を習慣にする。
- 用語・一問一答用語の精度が直接得点になる形式。書いて答える出題があるなら、読めるだけでなく漢字で書けるところまで詰める。
- 通史・因果の理解用語を先に詰めても、因果がつながっていないと論述にも正誤判定にも使えない。講義系で流れを通してから暗記に入る。
- マーク式・共通テスト資料の読み取りに比重が移った形式なので、知識だけでは頭打ちになる。時間を計った演習で処理速度を上げる。
東京学芸大学におすすめの参考書
地方国公立の社会ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを16冊選びました。日本史・世界史・地理・公共に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は社会のルートを見てください。
日本史 — 学部・入試方式による
世界史 — 学部・入試方式による
地理 — 学部・入試方式による
公共 — 学部・入試方式による
地方国公立の社会参考書ルート(全75冊)を見る日本史・世界史・地理・公共別に用意しています
東京学芸大学の過去問
ルートの最後は過去問です。東京学芸大学は学部・入試方式によって収録内容の違う冊子が出ているため、当サイトでは特定の 1 冊を指定していません。志望学部と年度を確かめてから選んでください。
同じ志望レベルの大学
地方国公立として扱っている他の大学です。併願先を決めるとき、必要な参考書がどれだけ重なるかの目安になります。


























































