筑波大学の参考書ルート
筑波大学(国立/二次は標準記述型)を目指すときに、英語・国語・数学・理科・社会でそれぞれ何がどう問われるかと、その出題に噛み合う参考書をまとめたページです。医学部医学科は他学部と条件が変わるので、別に節を設けています。学部・入試方式によって使う科目と配点は変わるので、必ず募集要項と併せて確認してください。
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出題形式は年度により変わります。出願前に募集要項で確認してください。
- 志望レベル
- 地方国公立
- 区分
- 国立
- 目標の目安
- 偏差値 58〜60
筑波大学の入試はどう組み立てられているか
科目別の対策に入る前に、筑波大学の入試がどういう形で行われるかを押さえておきます。ここが分かっていないと、同じ大学の別方式の過去問を解いて手応えを取り違えます。
筑波大学の医学部医学科について
医学部医学科は、同じ大学の他学部と同じ問題を使う場合でも、合格に必要な得点率が大きく上がります。理科の科目指定が別に決められていたり、面接・小論文が課されたりするのも医学科の特徴です。私立の医科大学では、医学部だけの独自問題を作っている大学もあります。
このページの参考書は、科目ごとに英語は地方国公立、国語は地方国公立、数学は地方国公立、理科は地方国公立、社会は地方国公立のルートから選んでいます。筑波大学全体の志望レベルで選んでいるので、医学科を受けるなら、下に出している条件のぶんだけ到達点を上げて考えてください。
- 理科の科目指定(医学科)
- 医学類:物化生から2科目
面接・小論文の有無と配点、共通テストの必要科目は年度によって変わります。出願前に必ず募集要項で確認してください。小論文の対策は小論文ルート大全にまとめています。
科目ごとの目標
筑波大学で科目ごとに必要になる到達度の目安です。同じ大学でも学部・方式で配点が変わるため、数字は「どの科目に時間を厚く配るか」を決めるための相対的な目安として使ってください。算出のしかたはデータの作り方に書いています。
| 科目 | 目標偏差値 | 志望レベル |
|---|---|---|
| 英語 | 58 | 地方国公立 |
| 国語 | 58 | 地方国公立 |
| 数学 | 58 | 地方国公立 |
| 理科 | 60 | 地方国公立 |
| 社会 | 58 | 地方国公立 |
科目ごとの節の読み方。「ここで問われる力と、その対策」は、各科目の出題説明に出てくる要素のうち当てはまる項目だけを出しているので、書かれていない形式が出ないという意味ではありません。「おすすめの参考書」の並び順は、その大学の出題の特徴に当てはまった数と、ルート上の位置で決めています。
筑波大学の英語
- 出題の特徴
- 120分・大問3。長文2題は和訳・内容説明など日本語記述が中心、第3問は語句整序・和文英訳+自由英作文。時間には余裕があり、答案の精度と論理的な説明記述の質で差がつく
- 目標の目安
- 偏差値 58 前後/和訳・記述・自由英作文
ここで問われる力と、その対策
筑波大学の英語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 自由英作文テーマについて自分の意見を英語で書かせる形式。減点されない型を先に固定し、書いたものを必ず他人に見てもらう。使い回せる表現を 20〜30 文そろえておくと、本番で書き出しに詰まらない。
- 和文英訳日本語をそのまま英語に置き換えようとすると崩れる。まず日本語を平易な日本語へ言い換えてから訳す手順(和文和訳)を身につけ、例文を暗唱して使える構文を増やす。
- 和訳・記述構文を正確に取れているかがそのまま採点対象になる。長文演習の量を増やす前に、英文解釈の型を 1 冊で固めるほうが結果的に速い。
- 長文の分量・速読読む速度は語彙と構文が固まってから伸びる。時間を計った演習に切り替え、1 題あたりの持ち時間を先に決めてから解く。
- 文法・語法の独立問題独立した大問として出る場合、知識の穴がそのまま失点になる。網羅系を 1 冊に決めて周回し、間違えた項目だけ総合英語に戻って読む。
筑波大学の出題形式に合わせた重点対策
ルートの本編とは別に、筑波大学の英語で出る形式に対して追加する枠です。
筑波大学におすすめの参考書
地方国公立の英語ルートに入っている本と出題形式別の重点対策の本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は英語のルートを見てください。
筑波大学の国語
- 試験の構成
- 人文・文化学群等 現古漢 3問120分
- 出題の特徴
- 記述中心で現代文・古文・漢文各1題。現代文は評論を中心に字数指定説明、古文は物語・日記の解釈、漢文は書き下し・説明。人文・文化学群、社会・国際学群、人間学群(教育等)で課される。標準的で取りこぼしが許されない。
- 出題される分野
- 現代文・古文・漢文が出題されます。
- 目標の目安
- 偏差値 58 前後
ここで問われる力と、その対策
筑波大学の国語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 記述・論述設問の条件(字数・要素・指示語の処理)を満たせているかで点が決まる。解答を書いたあとに、模範解答と要素単位で照合する手順を固定する。
- 古文古文は単語と文法を先に固めないと、読解演習の効率が上がらない。単語 300 語程度と助動詞・敬語を短期間で通してから読解に入る。
- 漢文句法と重要語は量が少なく、短期間で得点源にできる。独立問題として出るのか古文との融合なのかで必要量が変わる。
- 和歌・古文常識和歌の修辞と当時の生活・官職の知識は、本文中で説明されないまま前提にされる。読解書とは別に一度まとめて入れておく。
- 評論の抽象度抽象度の高い評論は、語彙不足と論理の追えなさが同時に効いて崩れる。設問を解く前に、段落ごとの要点を一言でまとめる練習を挟む。
筑波大学におすすめの参考書
地方国公立の国語ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを12冊選びました。現代文・古文・漢文に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は国語のルートを見てください。
現代文
古文
漢文
地方国公立の国語参考書ルート(全33冊)を見る現代文・古文・漢文別に用意しています
筑波大学の数学
- 出題の特徴
- 理系6問120分。標準〜やや難で、微積と確率が頻出。誘導が丁寧なので典型の完成度がそのまま得点になる
- 目標の目安
- 偏差値 58 前後
ここで問われる力と、その対策
筑波大学の数学の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 発想力・難問誘導が少ない問題は、解法の暗記だけでは手が出ない。1 問に時間をかけて考え切る演習を週に数問だけ入れる。
- 頻出分野頻出分野が偏っている場合、その分野だけを扱う本で先に密度を上げると効率がよい。ただし他分野を捨てる根拠にはしない。
- 標準問題の完成度難問より、典型問題を落とさないことで差が付く形式。網羅系を 1 冊決め、解法を再現できるかで周回する。
筑波大学におすすめの参考書
地方国公立の数学ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを8冊選びました。文系・理系に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は数学のルートを見てください。
文系
理系
地方国公立の数学参考書ルート(全10冊)を見る文系・理系別に用意しています
筑波大学の理科
- 試験の構成
- 理科2科目120分(1科目の学類は60分)/配点は学類別(理工学群 理科2科目400点など)
- 出題の特徴
- 物理は大問3題(力学・電磁気・熱/波動)で導出過程を書かせる記述式、設定は標準で難問は少ないが記述量が多い。化学は大問3題(理論・無機・有機)で計算の途中式と論述(50〜100字)の記述が多く、理論分野の比重が高い。有機は構造決定と高分子が頻出。生物は大問3〜4題で考察・論述型、100字級の論述が複数題出て記述量が多い。
- 出題される分野
- 物理・化学・生物・地学が出題されます。
- 学部ごとの科目指定
- 理工学群(工学システム・応用理工)は物理・化学必須、理学類・生物学類・生物資源・情報学群は物化生地から選択(学類により1〜2科目)
- 医学部医学科の場合
- 上の「筑波大学の医学部医学科について」にまとめています。
- 文系学部の場合
- 人文・社会・国際などは共テ理科基礎2科目(または発展1科目)
- 目標の目安
- 偏差値 60 前後
ここで問われる力と、その対策
筑波大学の理科の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述・考察知識を書き出すだけでは点にならない。実験設定から結論までの筋道を、決められた字数で書く練習を別に取る。
- 構造決定・有機構造決定は手順が決まっているので、演習量がそのまま速度になる。官能基の検出反応と、分子式からの不飽和度の計算を反射で出せるようにする。
- 計算量設定を読み違えなければ解ける計算で落とすのが最も痛い。途中式を残す形で解き、どこで間違えたかを毎回記録する。
- 時間配分2 科目まとめて時間が与えられる形式では、科目ごとの持ち時間を自分で決める必要がある。時間を計った通し演習で配分を先に固定する。
筑波大学におすすめの参考書
地方国公立の理科ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを16冊選びました。物理・化学・生物・地学に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は理科のルートを見てください。
物理
-
共通テスト 共通テスト総合問題集 物理(河合・黒本) 共テ演習/地方国公立の対策として収録/「論述・考察」に対応/「時間配分」に対応 直前期に本番形式で解き、共通テスト特有の考察問題に時間内で対応する
化学
-
共通テスト 共通テスト総合問題集 化学 (河合・黒本) 共テ実戦/地方国公立の対策として収録/「構造決定・有機」に対応/「時間配分」に対応 冬は共テ形式を週一セット解き、二次演習と並行して精度を保つ。
生物
地学
地方国公立の理科参考書ルート(全47冊)を見る物理・化学・生物・地学別に用意しています
筑波大学の社会
- 試験の構成
- 人文・文化学群/社会・国際学群 地歴公民1科目(世界史探究・日本史探究・地理探究・倫理から選択、他教科との選択の学類あり)
- 出題の特徴
- 人文学類・比較文化学類・日本語日本文化学類、および社会・国際学群などで個別試験に地歴公民が置かれ、世界史探究・日本史探究・地理探究・倫理から1科目を選ぶ形が基本。人文学類は配点が大きく、語句記述に100字前後の論述を組み合わせた構成で、教科書準拠だが用語の正確な運用が求められる。社会学類・国際総合学類などでは数学等との選択となり、共通テストの必要科目数も学類で1〜2科目と差がある。募集要項での確認が必須。(要確認)
- 出題される分野
- 日本史・世界史・地理・倫理は学部・入試方式によって扱いが変わります。公共・政治・経済は出題されません。
- 共通テスト
- 共通テストで必要なのは文系は2科目、理系は1科目です。
- 目標の目安
- 偏差値 58 前後
ここで問われる力と、その対策
筑波大学の社会の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述論述は書いた量ではなく、設問の条件に答えているかで採点される。答案を第三者に見てもらう手段を確保してから演習量を増やす。
- 用語・一問一答用語の精度が直接得点になる形式。書いて答える出題があるなら、読めるだけでなく漢字で書けるところまで詰める。
- マーク式・共通テスト資料の読み取りに比重が移った形式なので、知識だけでは頭打ちになる。時間を計った演習で処理速度を上げる。
筑波大学におすすめの参考書
地方国公立の社会ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを16冊選びました。日本史・世界史・地理・倫理に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は社会のルートを見てください。
日本史 — 学部・入試方式による
世界史 — 学部・入試方式による
地理 — 学部・入試方式による
倫理 — 学部・入試方式による
地方国公立の社会参考書ルート(全75冊)を見る日本史・世界史・地理・倫理別に用意しています
筑波大学の過去問
ルートの最後は過去問です。筑波大学は学部・入試方式によって収録内容の違う冊子が出ているため、当サイトでは特定の 1 冊を指定していません。志望学部と年度を確かめてから選んでください。
同じ志望レベルの大学
地方国公立として扱っている他の大学です。併願先を決めるとき、必要な参考書がどれだけ重なるかの目安になります。


























































