東京都立大学の参考書ルート
東京都立大学(公立/二次は標準記述型)を目指すときに、英語・国語・数学・理科・社会でそれぞれ何がどう問われるかと、その出題に噛み合う参考書をまとめたページです。学部・入試方式によって使う科目と配点は変わるので、必ず募集要項と併せて確認してください。
最終更新:
出題形式は年度により変わります。出願前に募集要項で確認してください。
- 志望レベル
- 地方国公立
- 区分
- 公立
- 目標の目安
- 偏差値 56〜59
東京都立大学の入試はどう組み立てられているか
科目別の対策に入る前に、東京都立大学の入試がどういう形で行われるかを押さえておきます。ここが分かっていないと、同じ大学の別方式の過去問を解いて手応えを取り違えます。
科目ごとの目標
東京都立大学で科目ごとに必要になる到達度の目安です。同じ大学でも学部・方式で配点が変わるため、数字は「どの科目に時間を厚く配るか」を決めるための相対的な目安として使ってください。算出のしかたはデータの作り方に書いています。
| 科目 | 目標偏差値 | 志望レベル |
|---|---|---|
| 英語 | 56 | 地方国公立 |
| 国語 | 57 | 地方国公立 |
| 数学 | 56 | 地方国公立 |
| 理科 | 59 | 地方国公立 |
| 社会 | 56 | 地方国公立 |
科目ごとの節の読み方。「ここで問われる力と、その対策」は、各科目の出題説明に出てくる要素のうち当てはまる項目だけを出しているので、書かれていない形式が出ないという意味ではありません。「おすすめの参考書」の並び順は、その大学の出題の特徴に当てはまった数と、ルート上の位置で決めています。
東京都立大学の英語
- 出題の特徴
- 90分・大問4程度。長文2題+会話・整序系+英作文(和文英訳等)。マークと記述の併用で難度は標準、高得点勝負。精読に基づく和訳・説明と基本英作文の完成度を磨く
- 目標の目安
- 偏差値 56 前後/和訳・英作文・文法
ここで問われる力と、その対策
東京都立大学の英語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 和文英訳日本語をそのまま英語に置き換えようとすると崩れる。まず日本語を平易な日本語へ言い換えてから訳す手順(和文和訳)を身につけ、例文を暗唱して使える構文を増やす。
- 和訳・記述構文を正確に取れているかがそのまま採点対象になる。長文演習の量を増やす前に、英文解釈の型を 1 冊で固めるほうが結果的に速い。
- 長文の分量・速読読む速度は語彙と構文が固まってから伸びる。時間を計った演習に切り替え、1 題あたりの持ち時間を先に決めてから解く。
- 文法・語法の独立問題独立した大問として出る場合、知識の穴がそのまま失点になる。網羅系を 1 冊に決めて周回し、間違えた項目だけ総合英語に戻って読む。
- 会話文会話特有の定型表現は長文の勉強では拾えない。頻出表現をまとめて覚える時間を別に取る。
- マーク式・共通テストマーク式は取りこぼしがそのまま響く。時間内に全問へ到達する形式演習を重ね、迷った問題を捨てる基準を決めておく。
東京都立大学の出題形式に合わせた重点対策
ルートの本編とは別に、東京都立大学の英語で出る形式に対して追加する枠です。
東京都立大学におすすめの参考書
地方国公立の英語ルートに入っている本と出題形式別の重点対策の本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを6冊選びました。進める順番ではないので、順番は英語のルートを見てください。
東京都立大学の国語
- 試験の構成
- 人文社会・法・経済経営 現古漢(または現古) 3問90〜120分
- 出題の特徴
- 記述中心。人文社会学部は現代文・古文・漢文の3題で文学的素材が多い。法・経済経営は現代文中心で古文を含む場合あり。字数指定の説明記述が並び、標準〜やや難。学部ごとの科目構成を要項で確認すること。
- 出題される分野
- 現代文が出題されます。古文・漢文は学部・入試方式によって扱いが変わります。
- 目標の目安
- 偏差値 57 前後
ここで問われる力と、その対策
東京都立大学の国語の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 記述・論述設問の条件(字数・要素・指示語の処理)を満たせているかで点が決まる。解答を書いたあとに、模範解答と要素単位で照合する手順を固定する。
- 古文古文は単語と文法を先に固めないと、読解演習の効率が上がらない。単語 300 語程度と助動詞・敬語を短期間で通してから読解に入る。
- 漢文句法と重要語は量が少なく、短期間で得点源にできる。独立問題として出るのか古文との融合なのかで必要量が変わる。
東京都立大学におすすめの参考書
地方国公立の国語ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを12冊選びました。現代文・古文・漢文に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は国語のルートを見てください。
現代文
古文 — 学部・入試方式による
漢文 — 学部・入試方式による
地方国公立の国語参考書ルート(全33冊)を見る現代文・古文・漢文別に用意しています
東京都立大学の数学
- 出題の特徴
- 標準レベル中心で誘導が丁寧。取りこぼしを防げば合格点に届く
- 目標の目安
- 偏差値 56 前後
ここで問われる力と、その対策
東京都立大学の数学の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 標準問題の完成度難問より、典型問題を落とさないことで差が付く形式。網羅系を 1 冊決め、解法を再現できるかで周回する。
東京都立大学におすすめの参考書
地方国公立の数学ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを8冊選びました。文系・理系に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は数学のルートを見てください。
文系
理系
地方国公立の数学参考書ルート(全10冊)を見る文系・理系別に用意しています
東京都立大学の理科
- 試験の構成
- 理科2科目150分(1科目75分)(要確認)/配点は学科別
- 出題の特徴
- 物理は大問3題(力学・電磁気・熱または波動)で空所補充と記述、設定は標準〜やや難で導出式を書かせる。化学は大問3〜4題で理論・無機・有機、計算と論述の混成で理論計算の比重が高い。有機は構造決定と高分子。生物は考察問題中心で論述が多く、実験データの読解と100字級の記述が出る(要確認)。
- 出題される分野
- 物理・化学・生物・地学が出題されます。
- 学部ごとの科目指定
- 理学部は学科により指定(物理学科は物理必須、化学科は化学必須、生命科学は生物を含む2科目等)/システムデザイン学部は物理・化学必須(学科により選択あり)/都市環境は学科により1〜2科目
- 文系学部の場合
- 人文社会・法・経済経営は共テ理科基礎2科目(または発展1科目)
- 目標の目安
- 偏差値 59 前後
ここで問われる力と、その対策
東京都立大学の理科の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述・考察知識を書き出すだけでは点にならない。実験設定から結論までの筋道を、決められた字数で書く練習を別に取る。
- 構造決定・有機構造決定は手順が決まっているので、演習量がそのまま速度になる。官能基の検出反応と、分子式からの不飽和度の計算を反射で出せるようにする。
- 計算量設定を読み違えなければ解ける計算で落とすのが最も痛い。途中式を残す形で解き、どこで間違えたかを毎回記録する。
- 実験・データ読解初見の実験データを読ませる出題は、知識量ではなく処理の型で差が付く。図表から読み取れることと、そこから推測したことを分けて書く。
- 時間配分2 科目まとめて時間が与えられる形式では、科目ごとの持ち時間を自分で決める必要がある。時間を計った通し演習で配分を先に固定する。
東京都立大学におすすめの参考書
地方国公立の理科ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを16冊選びました。物理・化学・生物・地学に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は理科のルートを見てください。
物理
-
共通テスト 共通テスト総合問題集 物理(河合・黒本) 共テ演習/地方国公立の対策として収録/「論述・考察」に対応/「実験・データ読解」に対応 直前期に本番形式で解き、共通テスト特有の考察問題に時間内で対応する
化学
-
共通テスト 共通テスト総合問題集 化学 (河合・黒本) 共テ実戦/地方国公立の対策として収録/「構造決定・有機」に対応/「時間配分」に対応 冬は共テ形式を週一セット解き、二次演習と並行して精度を保つ。
生物
-
入試標準 生物・生物基礎のグラフ・データの読み方が1冊でしっかりわかる本 地方国公立の対策として収録/「論述・考察」に対応/「実験・データ読解」に対応 データの読み取り手順を先に学び、初見の考察問題で迷わないようにする。
地学
地方国公立の理科参考書ルート(全47冊)を見る物理・化学・生物・地学別に用意しています
東京都立大学の社会
- 試験の構成
- 人文社会・法・経済経営(一般方式) 国語・英語+数学または地歴公民から1科目選択/数理方式・理系学部は社会なし
- 出題の特徴
- 人文社会学部・法学部・経済経営学部の一般方式では、個別試験で数学または地歴公民から1科目を選択でき、日本史探究・世界史探究・地理探究・公共,倫理・公共,政治・経済が対象になる。国語・英語と合わせた3科目型のため私大型学習から移行しやすい。出題は語句記述と100字前後の論述の組み合わせで標準〜やや難、近現代と文化史の比重がやや高い。経済経営の数理方式や理系学部では地歴公民は不要。共通テストは文系2科目・理系1科目。
- 出題される分野
- 日本史・世界史・地理・公共・政治・経済・倫理は学部・入試方式によって扱いが変わります。
- 共通テスト
- 共通テストで必要なのは文系は2科目、理系は1科目です。
- 目標の目安
- 偏差値 56 前後
ここで問われる力と、その対策
東京都立大学の社会の説明に出てくる出題の要素を取り出したものです。
- 論述論述は書いた量ではなく、設問の条件に答えているかで採点される。答案を第三者に見てもらう手段を確保してから演習量を増やす。
- 用語・一問一答用語の精度が直接得点になる形式。書いて答える出題があるなら、読めるだけでなく漢字で書けるところまで詰める。
- 文化史文化史は後回しにされやすく、そのまま失点になりやすい分野。通史とは別に時間を取って一気に片付ける。
- マーク式・共通テスト資料の読み取りに比重が移った形式なので、知識だけでは頭打ちになる。時間を計った演習で処理速度を上げる。
東京都立大学におすすめの参考書
地方国公立の社会ルートに入っている本のうち、上に挙げた出題の特徴と噛み合うものを24冊選びました。日本史・世界史・地理・公共・政治・経済・倫理に分けて出しています。進める順番ではないので、順番は社会のルートを見てください。
日本史 — 学部・入試方式による
世界史 — 学部・入試方式による
地理 — 学部・入試方式による
公共 — 学部・入試方式による
政治・経済 — 学部・入試方式による
倫理 — 学部・入試方式による
地方国公立の社会参考書ルート(全75冊)を見る日本史・世界史・地理・公共・政治・経済・倫理別に用意しています
東京都立大学の過去問
ルートの最後は過去問です。東京都立大学は学部・入試方式によって収録内容の違う冊子が出ているため、当サイトでは特定の 1 冊を指定していません。志望学部と年度を確かめてから選んでください。
同じ志望レベルの大学
地方国公立として扱っている他の大学です。併願先を決めるとき、必要な参考書がどれだけ重なるかの目安になります。


































































